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自己ベスト

みちのく津軽ジャーニーラン 188K #2

CP5鰊御殿に到着後、お風呂で汗を流して、名物カレーとシジミ汁をいただく。美味しい~!ボランティアの方たちの温かいもてなしに触れて少し元気がでる。相変わらず食欲はあるが、暑さによる疲労感がハンパない。15分だけ横になってから出発。この時は少し疲れていたけど、まだまだ完走する気満々でした(^.^)

次のCP6総合文化センター「パルナス」までは23.1km(トータル129.1km)。この間の田舎の夜道の闇夜の心細さにメンタルがどんどん削られていった。細い三日月で月夜も期待できない中、森の中を切り開いたパイバス道は一切外灯なし。前後にランナーはなし。クルマも滅多に通らず、もちろん人家もない。道は一本道だから迷うはずもないのだが、どこをどう走っているのかわからない。ふと北朝鮮の拉致とか頭をよぎる。夜になって多少は気温は下がるが、風がほとんどなく昼間とは違う蒸し暑さ。心拍がすぐ上がってキツいのでゆっくりでも走り続けるのがツラくなるが、歩いてもなかなか心拍が下がらず、なかなか距離も時間も進まず、増すのは疲労感のみ。眠くはないが、本当にツラい夜通しだった。
MFの方がレースを走る人数が多く、一時一人きりで走ることはあってもすぐにランナーが現れたし、目の前の登り降りに集中することで気が紛れた。途中途中にあるコースを表す矢印は確実に進んでいることを確認できたし、全く不安や心細さを感じることはなかった。ロードは集中が途切れてしまうと景色などで気晴らしができないと途端にメンタルに来てしまう。なかなか進まない距離や時間にイライラしたり、闇夜の心細さはいろんなよくない妄想でいっぱいに。。。

そんなこんなで迎えた夜明け。いつのまにかロングの人たちと合流するが、こちらはすっかり心身ともに消耗してしまい、走る気力もなくただただ歩くばかり。そんな私の横をすでに200km近く走っているロングの人が、淡々と力強く走り去っていく。。。ほんと、すごい。走る修行僧のようだ。(現にロングの方が完走率が高いのです)

本当にあと3kmが長くて長くて、なかなか辿りつけない。CP6に着く前に少しここで休んで復活しなかったら、もうここでリタイアしようと決めていたように思う。横になって1時間程休んだが、すっかり気持ちは切れてしまい、リタイアを申告。もう走らなくていいんだと少しホッとしたのも事実。そのまま少し寝て、少し食べたら、だいぶん復活したので、そのまま走ったり歩いたりしてゴールできたなーと思うものの、後のまつり。まーこんなもんですね。最寄駅から電車に乗ってゴール地点へ。

ゴールでお風呂に入って、途中で買ったおにぎりを食べながら神ちゃんのゴールを待つ。最後に会ったのは鰊御殿のすれ違い区間。彼女も胃に来たようだがよい同行ランナーに恵まれて、堂々の女子3位。彼女はウルトラではに入賞常連の実力ランナーだが、超ウルトラは今回が初めての挑戦だった。打ち上げのビールも口にできず、彼女曰く「ウルトラと超ウルトラは全く別物」。私の方は無理しなかったので、ダメージほとんどナシ。いいんだか悪いんだか。。。無理するとMFの後の時のように重い風邪をひいたりするので、この後夏の予定を考えると無理しなくてよかったと思うことにする。

DNFの悔しい気持ちというより「もっときちんと準備して挑めばよかった」と思う。正直なところUTMFの時のような、緊張感や覚悟を持っていろいろな場面を想定しながら準備をすることができなかった。トレイルとロードの違いもあまりよく把握していなかった。経験を積むことで準備に関しては改善できると思うので、次に活かしたい(^.^)

今回悔しい思いをしたことで、超ウルトラはますます面白くなってきた。やはり旅するように走るのは景色や人との触れ合いも含めて楽しいし、自分の弱さと向き合う時間が長いのものもなかなかだ(笑)
これからはなかなか速く走ることはできなくなるから、修行のような超ウルトラを極めてみるかな(^.^)

とりあえず、来年も初夏の津軽を走ることにする(^.^)

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