別府大分毎日マラソン
今年も別大に出場してきた。数日前のブログでも書いたが、今季は思うような練習が出来ず(気持ちの部分が大半だが…)、今回は制限時間内で完走できるかどうか不安だらけの大分入りだった。
当日はとにかく寒い。朝は雪がちらついた。バイクジャージの下に長袖のシャツを着てお腹と背中にはカイロも貼った。腕にはいつものアームウォーマー(穴があいてしまった靴下の先を切った物)をして、100均のカッパを着てさらにその上からビニールのゴミ袋を被った。
腕と脚にはウォームアップジェル(これホントに暖かくなります)を塗りたくった。
完全防寒でスタート。当然周囲は速い。そのペースに合わせると絶対に最後までもたないのでスピードを落とす。当初は4分40秒くらいで行こうと思ったが、思ったよりも脚が軽い。脚に任せていい感じのスピードを探ったら4分25秒だった。
2キロほど走って周囲を見渡すと記録を狙う本気のランナーばかり。この場に居られる幸せを感じ、自然に笑みがこぼれた。
「やっぱり別大に出て良かった」
この日は4分25秒で走るのが心地よい。10キロで折り返すと追い風となり、自然と速くなる。時折突風が吹くとドンドン脚が進んでしまう。1キロごとにタイムを確認し、速くなりすぎないように苦労した。25キロを過ぎても楽だったのでこのままスピードを上げようと思ったが、「とにかく30キロを過ぎるまではジョグに徹する」という気構えで走った。
やはり30キロの壁はある。あれだけ軽かった脚が重くなってきた。さらに35キロの第2折り返しで強烈な向かい風を受けると脚は止まった。そこからはキツイ、キツイ7キロになった。
ハーフを過ぎた辺りでは3時間6分ぐらいのゴールを予想したが、35キロ地点では3時間1桁に目標を切り替えた。とにかく歩かないように、キロ5を上回らないように必死に走った。
競技場に入ってからもいつものようなスパートは掛けられず、とにかく腕を振った。
3時間9分40秒。
現状を考えると上出来のタイムだと思う。今季の練習でこのタイムが出るのなら、まだタイムを縮めることは出来そうな気がする。今回が5回目の別大で一区切りつけようかと思ったが、来年も出たくなった。
別大は記録に挑戦する場だ。今回出場して本当に良かった。
沿道で応援していただいたハリーさん、タラさん、よちこさん、王子。一緒に走ったtravel-dbの皆さん。本当にありがとうございました。