上州武尊 試走41キロ
上州武尊まであと1ヶ月少々となった
最後の強化練習として現地で前半45キロの試走を敢行
前夜に座光寺さんのペンションに泊めてもらい
早朝5時 座光寺さんに川場町の
スタート地点の少し先まで送っていただく
朝早いというのに恐縮である。
準備をして6時20分スタート
最初のA!エイドまでの13キロは地図にも掲載されていないコースなので
昨年の記憶を頼りに進む
あと何キロのキロ表示を頼りに進むが
至る所、まだ未整備のため濡れた藪の中を突進することも
あっという間に全身濡れ鼠
途中からロードを少しだけ走るが
再度トレイルに入る分岐を失念してしまい
探していくうちに40分ほどの老タイム
やっとコースを見つけたあとは激下りのあとの激登り
しかし、ここの激登りも深いやぶになっていて
悪いことに棘の付いた枝が露出していた大腿部にあたり
痛いのなんのって。
やっと登りきった後、さりげにシューズに目をやると3匹のヒルが!
ソックスの隙間に入り込んでいる。
大腿部にも1匹。すでに血を吸われているようで流血が。
大慌てで靴を脱いで取り除くがへばりついていて容易に除去できない
すったもんだでここでも10分ほどのロスタイム
結局A1には1時間近く遅れての到着。
ここまでで相当疲弊
ここから剣が峰まではひたすら登る
標高1800mの西峰に到着後
急激に天候が悪化。激しい雨の後雷鳴が
雨具を着用して、剣が峰の激登りを這うようにして必死に登る
A1から2時間少々で到着後、宝台樹へと急降下
さらに雨脚が強くなり、近くに落雷。
生きた心地がしなかったが、ドロドロでスリッピーな急斜面を
恐る恐る、必死に降りる。
危険地帯を過ぎた頃には雷雨も収まる。
本来なら宝台樹のスキー場まで降りる予定であったが
時間がなくなってしまったので武尊神社まで降りた後は
再度引き返し武尊山まで標高差1000mを登り返す
日が出てきてかなり暑くなってきた
登山道の取付きには14時。
その先は厳しい登りがひたすら続きじっと我慢の子で
武尊山を目指す。最後は滑りやすい鎖場を幾つか越え
16時過ぎになんとか無事到着 展望は皆無
後は武尊牧場までの6キロを下るが
ここ数日降り続いた雨のためか泥濘がひどく
あまり走れず、スリップして転倒したりでどろんこ祭り状態
なんとか17時50分武尊牧場に到着。ここで36キロ。
宝台樹をショートカットしたため予定より10キロ短い
後は車の置いてある駐車場までロードを5キロほど下り
41キロで終了。途中コースロストやヒルに食われた箇所の
応急処置などもあり12時間かかってしまったが
休憩抜きの実走行9時間52分。
この中にはコースロストした分も20分ほど入っているので
実際は9時間半くらいか。要所要所のラップは
昨年のレースとあまり変わらない。
今回の試走は、前半の藪こき、ヒル騒動、突然の激しい雷雨、
そして最後のひどい泥濘トレイル。悪条件が重なり
一部コースをカットしてしまったが。
2回にわたる厳しい登りはまずまず克服できたように思う。
しかし、これだけ苦しみ続けても本番の3分の1の距離と高低差・・
昨年のことも思い出し、終了後気持ちが暗澹となる。
帰宅後、案内が届いていた。
レースの厳しさとは裏腹に
紙ぺら4枚ほどの簡素なものだが
身の引き締まる思い