国立競技場をベースに都内を走る数少ないマラソン大会の一つ。公認コース。交通規制の中、普段は車でしか通ることのできない新宿御苑トンネルを走ることができる。運営もしっかりしており、参加賞も良い。お勧め。
スタート前
近くの明治公園がウォーミングアップエリアとして開放されている。1月下旬の朝は冷え込むため、しっかりアップして体を暖めてスタートに臨みたい。
集合時刻はスタート20分前。準備運動を10分ぐらい行う(写真)。ここでも、しっかり体を動かして準備運動をした方が良い。そうしないと、せっかく暖めた体がスタートまでに冷え切ってしまう。個人差があるが、体が冷えやすい人はアームウォーマーなど防寒対策をしっかりしておいた方が良いと思う。
スタート
プラカードに書かれた予想タイムにしたがって整列する。陸連登録者の優先はない。スタートラインを早く横切るために、自分の走力以上の予想タイムのゾーンに並んだ場合は、少なくとも最初の2kmは周りのペースに合わせて走るようにしよう。そうしないと、他のランナーの迷惑になるし、転んだりする危険もある。
並んでからスタートまでは少し間がある。国立競技場からスタートする幸せに浸ろう。
3.3km 10.5km 15.5km 信濃町煉瓦館前
絵画館の裏を回り、外苑東通りに入り、総武線信濃町駅を過ぎると、左手に巨大な壁のような建物が見えてくる。約3.3km地点。信濃町煉瓦館である。スタート後の集団がこの辺りでバラけてくる。加えて、外苑東通りは平坦な直線で走りやすいので、自分のペースを見直して、調整するには絶好のポイントである。
なお、信濃町煉瓦館前は、この後、約10.5km地点、約15.5km地点としても通過し、合計3回通過する。
4.5km~5.5km 新宿御苑トンネル
普段は車でしか通ることのできない新宿御苑トンネルを1度だけ通る。入口が約4.5km地点。全長約1km。しかし、あっという間の1kmである。入口に関門が設けられている。このトンネルを走る価値はあるので、仮にハーフマラソン全部を制限時間内に走り切ることができなくても、この関門だけは通過して欲しい。1km当たり8分30秒のペースで走れば十分に間に合う。
金色に輝くチューブの中を走ると、出口から光が差し込んでくるのが見える。その光にランナーが吸い込まれていく様は神々しい。生まれ変わって出て行くような気がする。ただ、出口付近は上り坂のうえ風が強いため、いきなり世間の厳しさを思い知ることになるが、、、
銀杏並木
よくテレビドラマに登場する銀杏並木の間を走り、折り返すと聖徳記念絵画館が目に飛び込む、景色の良いところ。ただし、折り返しは急カーブで皆一気にスピードを落とすため、景色に見とれていると前の人にぶつかる恐れがある。要注意。スピードのある人は、折り返しのコーンから少し離れて大回りに折り返した方が良いだろう。他のランナーと顔を合わせる唯一のポイントのため、知っている人がいたら、声をかけてお互い励まし合おう。入賞を狙っているランナーは、この地点でライバルの様子を観察するのだとか。
3km 10km 15km 20km 聖徳記念絵画館前
聖徳記念絵画館前は、約3km地点、約10km地点、約15km地点、約20km地点として、合計4回通過する。ラップタイムをチェックして、ペースを調整するのには良いポイントである。また、大きな給水ポイントが設けられているので、毎回少しずつ給水をとることができる。ただし、路面が濡れていて、紙コップが散乱しているうえ、ランナーが交錯しやすいので、周囲に気を配りながら走る必要がある。なお、2008年の第6回大会では、左側に水、右側にアミノバリューの机がそれぞれ並んでいた。
ゴール
国立競技場でマーチングバンドの演奏の中、感動のゴール。スタンドからの応援も(自分に向けられたものではないとしても)うれしい。お疲れ様、よく頑張った。
その他
もっともきつい上り坂は明治公園南側の千寿院から日本青年館前までの坂。約1km地点、約8.5km地点、約13.5km地点、約18.5km地点として合計4回通過する。逆に、スピードの出しやすい下り坂は、外苑西通り。約12.5km地点、約17.5km地点として、合計2回通過する。ただし、外苑西通りは道幅が狭い部分があるので、追い越しの際には注意が必要だ。(アップダウンを示すグラフの新宿御苑トンネル部分(4.5km~5.5km)は無視して頂きたい)。
2008年の第6回大会の参加賞は、写真のようなバッグ。捨てるほどTシャツをお持ちの方にとってはうれしい参加賞ではないだろうか。
大会全体として、運営はしっかりしており、気持ちよく走ることができるお勧めの大会である。交通規制をして下さっている警察署の方々、御協力頂いている近隣住民の方々にはお礼を申し上げたい。
それでは、Good Luck!
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コメント
ed
とても参考になりました。ありがとうございます
来年1月に参加予定です。