ランニングウォッチ
ランニングウォッチは、絶対にGPSランニングウォッチを買いましょう。
GPSを内蔵しているので、走りながら、走った距離がリアルタイムに分かります。距離表示が無いところを走っても、何キロ走ったか分かります。そして、距離が分かるということはペースも分かります。今、どれぐらいの速さで走っているかが、分かるのです。これは、とても大事なことです。トレーニングにしろ、本番のマラソン大会にしろ、「ペース・コントロール」がとても大事だからです。トレーニングでは、ただ漫然と長い距離を走るのではなく、目的に合わせて目標ペースを設定して、わざとゆっくり走ったり、わざと速く走ったりします。例えばダイエットをしたいときには、わざとゆっくり長時間走るのが効果的です。本番のマラソン大会でも、それなりの距離をそれなりの時間で完走するためには、ペース・コントロールが鍵になります。
「でも、GPSランニングウォッチは重いんじゃない?」と言う人がいます。確かに、かつてはそうでした。でも、技術革新のお陰で今は40g台まで軽くなりました。もはや女性の方でも気にならないほどの軽さです。
「ペースは体で覚えこむものだ。トップランナーは時計なんか使っていないでしょ?」と言う人がいます。確かに、テレビで中継されるようなマラソン大会では、トップランナーのほとんどは時計を着けていません。しかし、これには理由があるのです。まず、表彰台を狙うトップランナーの場合、ペース・コントロールよりも駆け引きが中心になるため、時計が必要ありません。また、外国のほとんどのトップランナーは実業団に所属しておらず、代わりにスポンサーがいるのが普通で、そのスポンサー契約の都合上、テレビに映る場では時計は着けることができないのです。でも、日本以外の外国のトップランナーは、トレーニングでは、皆、GPSランニングウォッチを使っています。「みんなGPSの信号は受信した?」がトレーニング開始の合図になっているくらいです。なぜか、唯一日本だけが例外で、実業団に所属するトップランナーの皆さんはGPSランニングウォッチを使っていません(実業団に所属していない川内優輝選手はGarmin社のGPSランニングウォッチを使ってトレーニングしています)。そのため、冒頭のようなことをおっしゃる方がいらっしゃいます。そんな方は、海外のマラソン大会で、ほとんどすべてのランナーがGPSランニングウォッチを使っているのを見て、きっと驚かれることでしょう。皆さんは、日本をマラソン先進国のように考えていらっしゃるかもしれませんが、トレーニング方法という点では、ガラパゴス化した後進国かもしれません。かつての成功体験のせいでしょうか、はたまた、セイコーの力が強すぎるのでしょうか。でも、このガラパゴス状態を見直さない限り、今後、日本選手が国際大会で活躍するのは難しいでしょう。GPSランニングウォッチを使って、効率良くトレーニングすべきです。もちろん、GPSランニングウォッチを使ってトレーニングしたからといって、直ちに上位に食い込むことはありえません。でも、一事が万事です。便利なものは積極的に取り入れるべきです。ちなみに、冬期のオリンピックの距離競技では、北欧のナショナルチームは、レースでもGarmin社のGPSランニングウォッチを着けて競技しています。海外のアスリートにとっては、GPSランニングウォッチはそれほど「当たり前」のものになりつつあるのです。
「でも、初心者にはもったいないでしょ。初めはGPS無しのものを使って、三日坊主にならなかったらGPS付きのものを買えばいいよ。」と言う人がいます。そして、こう言う人ほど、三日坊主で終わってしまって、「ほら、やっぱりGPS付きを買わなくて良かったでしょ。」と言います。これは大きな誤りです。GPSランニングウォッチを買わなかったから三日坊主になったのです。三日坊主にしたくなかったらGPSランニングウォッチを買うべきです。GPSランニングウォッチを使うと距離やペースが分かりますので、「だいぶ距離が伸びたなあ」「速く走れるようになったわ」「同じペースでもだいぶ楽に走れるようになった」というように、自分の進歩が数字で見えます。また、年齢や性別、体重などを入力しておくと消費カロリーまで計算してくれます。こうした「見える化」は、走るのを楽しくしてくれますので、三日坊主を防ぐにはとても効果的です。そのため、私は、初心者ほど「絶対にGPSランニングウォッチを買いなさい」と勧めています。そして、GPSランニングウォッチを購入されたほとんどすべての方が、「GPSランニングウォッチ無しでは走る気にならない」と言うくらい中毒になります。決して、買って後悔することはありません。
GPSランニングウォッチは、Garmin社のものをお勧めします。
最近はいろいろなメーカーからGPSランニングウォッチが販売されていて、どれを選んだら良いか悩むところですね。「このブランドじゃなきゃ嫌だ」といったこだわりが無ければ、GPSランニングウォッチの生みの親であり、世界の大半のシェアを握り世界標準となっている、Garmin社のGPSランニングウォッチを選べば間違いありません。心拍計を使って、正確な消費カロリーを計算したり、VO2Max(最大酸素摂取量)を計測したり、加速度センサーを使って上下動や接地時間を計測したり、ナンバーワン・ブランドらしく他社の真似のできない最先端の機能を提供し続けているのも魅力です。
Garmin社のGPSランニングウォッチにはいろいろなモデルがありますが、競技種目に応じて以下のように選択すると良いでしょう。
競技種目 | モデル |
トライアスロン | Forerunner 910XT |
ウルトラマラソン、トレイルランニング | fenix 2 |
それ以外 | Forerunner 220、Forerunner 620 |
以下、機能比較表を示します。
|
220 |
620 |
910XT |
fenix 2 25 |
|
|
|
|
対象 |
一般ランナー (中級モデル) |
一般ランナー (上級モデル) |
トライアスリート |
ウルトラランナー トレイルランナー |
大きさ(巾×高さ×奥行) |
4.5 × 4.5 × 1.2 cm |
4.6 × 4.5 × 1.25 cm |
5.4 × 6.1 × 1.5 cm |
4.9 × 4.9 × 1.7 cm |
ディスプレイサイズ |
2.5 cm (直径) |
3.3 × 2.0 cm (巾×高さ) |
3.1 cm (直径) |
ディスプレイ解像度 |
180 × 180 ピクセル |
不明 |
70 × 70 ピクセル |
カラーディスプレイ |
カラー |
|
|
重量 |
40.7 g |
43.6 g |
72 g |
90.6 g |
バッテリー |
充電式リチウムイオン |
フル充電駆動時間 1 |
10 時間 |
20 時間 |
50 時間 |
防水 |
50 m 2 |
標高の計測 |
3D GPS |
気圧式 |
トンネル内での距離やペースの計測 |
可能 |
不可 |
可能 |
記録できるデータ量 |
1000 ラップ分 |
200 時間分 |
220 時間分 |
20 MB分 |
一画面の表示項目数の変更 3 |
不可 |
可能 |
可能 |
可能 |
表示項目の変更 |
可能 |
可能 |
可能 |
可能 |
グラフ表示 |
不可 |
不可 |
不可 |
可能 26 |
インターバル・トレーニング機能 4 |
有り |
有り |
有り |
無し |
心拍計 |
使用可能 |
使用可能 |
使用可能 |
使用可能 |
心拍数を考慮した正確な消費カロリー計算 |
有り |
有り |
有り |
有り |
心拍数のアラート機能 5 |
有り |
有り |
有り |
有り |
回復期間の表示 6 |
無し |
有り |
無し |
有り |
VO2Maxの計測 7 |
無し |
有り |
無し |
有り |
上下動や接地時間の計測 8 |
無し |
有り |
無し |
有り |
フットポッド |
使用可能 9 |
使用可能 9 |
使用可能 |
使用可能 9 |
スピード・ケイデンス・センサー |
使用不可 |
使用不可 |
使用可能 |
使用可能 |
パワーメーター |
使用不可 |
使用不可 |
使用可能 |
使用可能 |
バーチャル・パートナー 10 |
無し |
有り |
有り |
有り |
バーチャル・レース 11 |
無し |
無し |
有り |
無し |
ラップを自動でとる距離のカスタマイズ |
可能 |
可能 |
可能 |
可能 |
位置による自動ラップ機能 12 |
無し |
無し |
有り |
無し |
バックライトの点灯時間のカスタマイズ |
可能 13 |
可能 13 |
可能 13 |
可能 13 |
自動一時停止機能 14 |
有り |
有り |
有り |
有り |
一時停止時間も含めた所要時間の表示 15 |
不可 |
不可 |
可能 |
可能 |
スタート地点に戻る機能 16 |
無し |
無し |
有り |
有り |
特定の場所(緯度・経度)の記録 |
不可 |
不可 |
可能(100ヶ所) |
可能(1000ヶ所) |
時計としての動作 |
有り |
有り |
無し 17 |
有り |
目覚まし時計機能 |
有り |
有り |
N/A |
有り |
地図の表示 18 |
不可 |
不可 |
可能 |
可能 |
3軸コンパス |
無し |
無し |
無し |
有り |
3D距離計測 27 |
無し |
無し |
無し |
有り |
3D速度計測 |
無し |
無し |
無し |
有り |
バイブレーション 19 |
有り |
有り |
有り |
有り |
自転車用の設定 20 |
無し |
無し |
有り |
有り |
水泳に関する計測機能 21 |
無し |
無し |
有り |
有り |
マルチスポーツ機能 22 |
無し |
無し |
有り |
有り |
Bluetooth LE 23 |
有り |
有り |
無し |
有り |
Wi-Fi 24 |
無し |
有り |
無し |
無し |
注意
- 動作環境や充電の仕方などにより変動します。また、経年的に劣化します。あくまでも目安の数値で、この時間を保証するものではありません。バッテリ寿命は本体保証の対象外です。
- 装着して泳いでも構いませんが、潜水には耐えません。また、瞬間的に高圧がかかる行為、例えば高所からの飛び込みなどは避けて下さい。
- 一画面の表示項目数を変えることにより、文字の大きさを変えることができます。一画面に1項目しか表示しない場合に文字は最も大きくなります。
- ランの時間・距離、つなぎの時間・距離、繰り返し回数を設定すると、各ラン、各つなぎの開始・終了を指示してくれる機能。各ラン、各つなぎのデータがラップとして記録されます。
- 心拍数が、あらかじめ設定した範囲から外れると、音やメッセージで警告を発する機能。
- トレーニング後に、次のトレーニングを開始することができるようになるまでの体の回復期間を表示する機能。オーバートレーニングによる故障を防ぎます。心拍計を使用する必要があります。
- 心拍計を使用する必要があります。また、これに基づき、レースのタイムを予測する機能もあります。
- HRM+Run(加速度センサー内蔵の心拍計)を使用する必要があります。
- 時計内に加速度センサーを内蔵していますので、トレッドミルのみで使用するのでなければ、別途お求め頂く必要はありません。
- いわゆる「ペースメーカー」です。
- 昔のレース結果(トレーニングデータ)と競争することができます。travel-db for Sportsを使用すれば、この機能を使って、可変のペースメーカー(前半はキロ何分で、後半はキロ何分というように目標ペースを変えるペースメーカー)を設定することができます。
- 特定の場所を通る度に自動的にラップを刻む機能です。周回コースのラップをとる場合に便利です。
- つけっぱなしにすることもできます。
- 信号待ちなどで立ち止まると自動的にタイマーを停止し、走り出すと自動的に再開する機能です。
- 自動一時停止機能によるタイマーの停止時間を簡単に知ることができます。
- これまで来た道を逆順に辿って、スタート地点までナビゲートする機能です。
- トレーニング中、現在時刻を表示させることはできます。時刻のみを表示し日付を表示しません。また、省電力モードで動作する機能がありません。(GPSをオフにするとバッテリーは長持ちします)。
- これまでの走行経路を簡単な線画で表示します。合わせて、予め登録しておいた場所も表示することができます。
- ラップや警告を表示するときに、本体がブルブルッと震えて知らせる機能です。音楽を聴きながら走るときに便利です。
- 画面表示など、ランニング用の設定と自転車用の設定を別々に保存する機能です。また、ボタン操作により、簡単に、ランニング用の設定と自転車用の設定を切り替えることができます。
- 内蔵の加速度センサーを使用して、ストロークをカウントしたり、泳法やターンを検知したりする機能です。
- スイム・バイク・ランのそれぞれの時間を計測しつつ、全体の時間も計測します。トライアスロンやデュアスロンのレースのときに使用します。
- Bluetooth Smart Readyのスマートフォン、タブレットを経由してGarmin Connectにデータを転送することができます。ただし、iPhoneの場合、iPhone4S以上、かつ、iOS6以上である必要があります。また、Androidは2014年第1四半期中に利用できるようになる予定です。
- 予め登録しておいたWi-Fiのアクセスポイントを経由してGarmin Connectにデータを転送することができます。Wi-Fiのアクセスポイントの登録には、パソコン(Windows、Mac)を使用する必要があります。
- fenix 2に関しましては、実機で確認致しておりません。マニュアル等に記載されているスペックを元にしています。
- グラフ表示できる項目は、心拍数、回転数、パワー、標高、気圧、温度に限られます。
- 高さ方向の移動も考慮して距離を計測します。逆に言うと、3D距離計測機能が無い一般のGPSランニングウォッチでは、距離は、水平方向の移動距離になります。極端な例を挙げますと、10mのはしごを垂直に登った場合、3D距離計測機能が有るGPSランニングウォッチでは10mと計測されますが、3D距離計測機能が無いGPSランニングウォッチでは移動距離は0mと計測されます。
これからランニングを始める方にまずお勧めするのが、Garmin社のForerunner 220です。
GPSランニングウォッチとしての基本的な機能を備えており、軽く、デザインもスタイリッシュです。
GPSランニングウォッチの基本機能はすべて網羅
Forerunner 220は、以下のような、GPSランニングウォッチに求められる基本的な機能はすべて網羅しています。
- GPSを使った距離の計測
- GPSを使ったペースの計測
- GPSを使って、一定の走行距離ごとに自動でラップを刻む機能
- GPSを使って、立ち止まっている間だけ、自動で計測を一時停止する機能
- 心拍計による心拍数の計測(心拍計は別売りです)
- 心拍数を使った正確な消費カロリーの算出
- インターバル・トレーニング機能
GPS衛星の信号の届かないトンネルの中でも計測可能
Forerunner 220は加速度センサーを内蔵していますので、1分間の着地の回数、すなわちピッチを計測しています。合わせて距離も計測していますので、1分間で進んだ距離をピッチで割ることにより歩幅を算出することができます。すなわち、Forerunner 220は、常にピッチと歩幅を計測しています。
ピッチと歩幅は、ランニング・フォームを特徴付ける数値ですので、それ自体大変貴重なデータですが、GPS衛星の信号の届かないトンネル内での距離の計測にも役立ちます。
トンネル内など、GPS衛星の信号が届かないところでは、Forerunner 220は、ピッチと歩幅を使って距離を計測します。加速度センサーを使って計測したピッチに、トンネルに入る前までの平均歩幅を掛け合わせて、距離を算出するのです。トンネルを出て、GPS衛星の信号が受信できるようになると、GPSを使った距離の計測に戻ります。この切り替えはとてもスムーズです。
軽くて、装着しやすく、女性でも安心
従来のランニングウォッチの場合、時計を腕に装着した時に、GPS衛星の信号を受信するアンテナがなるべく上を向くようにデザインする必要があり、その制約のために「ゴツい」デザインになりがちでした。しかし、技術革新のお陰で、そうした制約がなくなり、とてもスタイリッシュなデザインになり、合わせて、非常に軽くなりました。また、ベルトも柔らかい素材でできていますので、腕が細くて肌の柔らかい女性でも、快適に装着することができます。
とても見やすい高精細カラー液晶
液晶は高精細で、しかも、カラーです。
また、Forerunner 220だけ、映り込みが少なくなるように、表面に特別な処理が施されており、真昼の太陽の下でも文字がとても読みやすくなっています。
マラソン大会で目標タイムを達成したい方、すでにGPSランニングウォッチをお持ちで買い替えや2台目をご検討の方には、Garmin社のForerunner 620をお勧めします。
そして、Forerunner 620の機能を最大限に活用するために、合わせて、加速度センサー内蔵の心拍計HRM-Runをお求めになることを、強く推奨します。
Forerunner 620はForerunner 220の機能をすべてカバーしている上に、以下のような機能があります。
VO2Maxの計測
VO2Maxは、「最大酸素摂取量」と訳されていますが、「最大酸素消費量」と考えた方が分かりやすいでしょう。車のエンジンの排気量に相当するもので、値が大きいほど高出力になります。
VO2Maxは、これまでは専用の施設でなければ測定することができませんでしたが、Garmin社は、それを心拍計を使って測定できるようにしました。これはとても画期的なことで、GPSランニングウォッチのトップブランドであるGarmin社ならではの機能と言えます。ただし、この機能は、Garmin社のGPSランニングウォッチの中でも、Forerunner 620とfenix 2にしか搭載されていません。
また、単にVO2Maxを測定するにとどまらず、その値を元に、現在達成可能なタイムを予測する機能まで提供しています。「フルマラソンだときっと何時間で走れますよ」と予測してくれるのです。Forerunner 620のユーザーの間では「この予測は当たる!」と大変好評です。
それから、心拍計を使用すると、トレーニング終了後に、VO2Maxの他に、回復に要する時間(期間)が表示されますので、激しいトレーニングをした後は、それに従い、その期間は軽いトレーニングにされることをお勧めします。きちんと休むことにより、オーバートレーニングによる故障を避けることができます。
上下動と接地時間の計測
加速度センサーを内蔵した心拍計HRM-Runを併用すると、上下動と接地時間を計測することができます。時計に内蔵された加速度センサーではなく、体幹に装着した加速度センサーを使うことにより、腕振りの影響を排除することができるため、ピッチや歩幅だけでなく、上下動や接地時間を測定することができるのです。
ピッチと歩幅、上下動、接地時間が分かれば、ランニングフォームの特徴が数値として見えるようになり、何を改善していけばいいか、目標が明確になります。一般に上下動が少なく接地時間が短いフォームが良いと言われています。筆者の場合、これまでやってこなかった体幹の筋トレや股関節のストレッチを積極的にこなすようになりました。
タッチパネル
Forerunner 620はタッチパネルで操作する、世界でただ一つのランニングウォッチです。
感圧式ですので、手袋をしたまま操作することができますし、雨に濡れても、汗で濡れた手で操作しても、快適に操作することができます。その一方で、服が触れても動作しないようにちょっと鈍感に作られており、その鈍感さと操作性のバランスが実に絶妙です。
高級感のある外箱
外箱がiPhoneのように高級感があります。
プレゼントにするときには、意外と重要なポイントですね。
トライアスリートには、Garmin社のForerunner 910XTをお勧めします。
Forerunner 620やForerunner 220には無い、トライアスリート向けの、以下のような機能があるためです。
サイクルコンピューター
Forerunner 910XTは、サイクルコンピューターとしてもお使い頂けます。
スピード・ケイデンス・センサー(別売)を使用すると、ケイデンス 1 を記録・表示することができます。また、後輪の回転数から距離やスピードを計測することもできますので、屋内でローラー台を使用して練習するときなどに便利です。
パワーメーターもサポートします。特に、今話題のGarmin社のペダルベース・パワーメーター 2 VECTORをサポートします。
大画面なので、ハンドルバーやステムに取り付けても、表示されている数字が良く見えます。
スイムウォッチ
Forerunner 910XTは、スイムウォッチとしてもお使い頂けます。
内蔵の加速度センサーで腕の動きを検知し、泳法 3 やストローク数を記録します。また、SWOLFスコアやSEIも計測・記録しますので、トライアスロンで欠かせない「効率の良い泳ぎ」を練習する際に、とても便利です。
また、GPS衛星の信号の届かない屋内のプールで使用する場合は 4 、ターンを自動的に検知し、ターン数や各ターンごとの時間を記録することができます。
Auto Multisport機能
Auto Multisport機能とは、トライアスロンのレースを通して、所要時間を計測する機能です。スイムの時はスイムウォッチとして、バイクの時はサイクルコンピューターとして、ランのときはランニングウォッチとして、それぞれ動作しつつ、スタートからその地点までの合計時間を計測・表示します。レッグの切り替えは一回のボタン操作ででき、トランジションを含めることもできます。
- ペダルの回転数。
- ペダルにパワーセンサーを埋め込むタイプです。着脱が容易で、複数の自転車でパワーメーターを共有できます。また、左右のパワーを別々に計測することができます。
- 自由形、バタフライ、平泳ぎ、背泳。
- スイムウォッチの存在を御存じない「ガラパゴス的な」施設の場合、装着を許可されない場合があります。