湘南オヤジ さんのランブロ

湘南オヤジ

性別
年齢63歳
身長171.0cm

湘南地方に住む中年オヤジです。
登山のためにやっていたランニングですが、
今や手段と目的が逆転してしまい、マラソンにはまっています。
職場の同僚が、Foreranner405を、皆に見せびらせかて喜んでいるのに刺激され、廉価モデルの110を購入してしまいました。
ますます「走らなくては」という、強迫観念が強くなりそうですが、けがに気をつけながら、といってもすでに左ひざを痛めていますが、コツコツと走り続けていきたいと思います。

今後の予定

自己ベスト

FTR100

11月19〜20日、埼玉県の秩父、奥武蔵を舞台とした第8回Fun Trails100に参加。この大会、いつかは参加したいと思っていたが、現在休止中の大田原マラソンと重なっていたこともあり、過去には2017年のボランテイア(この時は参加者の滑落事故死により途中で打ち切り)2018年の逆走応援という形で関わらせてもらった経緯がある。今年は上州武尊がまたしても中止になってしまったため、その浮いた参加費をFunTrailsに充当。試走開始時期は大幅に遅れ10月30日のおごせ・ときがわの50kmレースを皮切りに11月8・12日の現地試走でなんとかコースの7割以上はカバー。
レース前日は会場近くで用意してくれた駐車場で車中泊。冬用のシュラフにくるまって早めに就寝。レース当日の朝は車のフロントガラスの一部が凍結するほどの寒さ。20日は雨予報だが7時のスタート時は素晴らしい秋晴れ。ところが右膝の外則に鈍痛が、数週間前から強度の高い練習後に感じていたのだが。さらに大腿部の筋肉疲労が強く登りがとてもきつい。そんなこともあり最高の天気だったにも関わらずテンションダウン。とにかく痛みが増悪しないよう特に下りは慎重に足を運ぶ。正丸峠〜子の権現〜名栗を経て核心部の滝の平尾根〜黒山〜小沢峠をたどる頃には夜間パートへ。試走でコースは掌握していた後とはいえ真っ暗の中の厳しいアップダウンはメンタル的にもきつい。中間地点のゆのたのエイドには18時15分に到着。右膝の状態は相変わらず厳しい。ただここでしっかり補給できたこともあり息を吹き返す。子の権現に戻ってきたのが21時40分。肉うどんとコーンポタージュのなんという美味さ!しかしこの先の飯能アルプスの厳しいアップダウンに心がぼきぼきに折られ、予定よりかなり遅れ1時30分に70km地点の東吾野の長念寺に到着。動かないでいると身震いするような寒さであったが、そんな中半袖姿で平然としている若いランナーもたくさん。ここらは高山不動までのアップダウンを交えた長いトレイル。仮眠テントを横目で見ながら2時にスタート。睡魔によりまっすぐに歩けないこと多々あったが、補給をしながらなんとか持ち堪える。ただ、時折軽い腹痛と吐き気。しかし幻覚を見ることは今回はなく仮眠はせずに高山不動の少し前で夜が明けてくる。6時37分に83km(実際は88km?)の高山不動尊に到着。すでに累積標高は6000mを超えている。この後も小刻みなアップダウンは連続。雨予報であったが本降りになることなく最終エイドの県民の森ですいとんを頂き9時37分にスタート。しかし秩父までの急降下で右膝の痛みが再燃、下りのロードでも走れなくなってしまう。さらにお腹の調子も悪くなり公衆トイレに駆け込んだりと。ゴールに近づいても長いロードをたどりながら、最後のトレイルのアップダウンにも辟易してしまう(奥宮さんごめんなさい)この辺りで今回ボランテイアで参加していたビリちゃんがサプライズ登場。最後の1kmは後ろからケツをたたかれ全力走。無事奥宮さんの待つゴールに傾れ込む。タイムは29時間11分。休憩を除いたタイムでは26時間37分。総距離は105kmとなっている(休憩抜きタイムは26時間37分)ガーミンの計測では110km。累積標高は7030m!100マイルのUT MFとほぼ同等。23km〜93kmの核心部は殆どがトレイルの激しいアップダウンの連続。制限時間、関門時間ともに比較的余裕を持って設定されているのに、今回の完走率は70%。上州武尊やUTMFとはコースレイアウトは全く異なるが日本屈指のハードなレースであることには間違い無いと今回確信した。来年は果たしてエントリーする勇気は残されているだろうか?でも70歳の方が今回も参加していて完走。その表彰式を目の当たりにしてしまった・・・。
忘備録として。今回は気持ち悪くなることを危惧して行動食はジェル系のものは殆ど摂取せず、ANDOを主体にブラックサンダーのきなこ、柿の種バージョンをメインに。エイドでは豚汁、すいとん、コーンポタージュ、肉うどんなどの温かい食事を提供してくださったおかげでハンガーノックに襲われることはなかった。最後まで食欲が落ちることはなかった。
ライトはNEO09Rをウェストに巻きヘッドライトはMH5を併用。前者は200ルーメンのMIDを使用し続けたが明るさも十分な上12時間経ってもその明るさをキープ。後者は単三電池1本ということもあり照射時間は短いがLOWと使い分けていきながら朝まで乾電池3本でなんとか持ってくれた。
仮眠できるエイドは3箇所あったが、今回は仮眠は取らず進む。眠くなる前にサプリのカフェインを摂取できたことが良かったのかも。軽い睡魔でまっすぐ歩けなくなることは多々あったが。
現在、右膝の状況は深く膝を曲げると強い痛みは残存するが、スロージョグでは痛みは生じないので軽くアクティブレストは可能。
10月30日からの3週間で本番や山練で250km。累積標高15500m。泥縄式練習で膝を酷使してしまった結果かもしれない。年齢を考えると今後無理はできないことを改めて実感。
5年前にボランティアで参加した際は事故により途中でレースは打ち切り。今回駐車場となっていたところが会場となっていたが、続々と戻ってきた選手の方達は不平を訴えることもなく、ボランティアに労いの言葉をかけてくれる方も多くいた。ただ、事故後の対応で奥宮さんがいかに苦悩を抱えながら大会運営を維持してきたか。終了後帰宅してから当時の雑誌の記事を読み直し、このような素晴らしい大会に参加させていただけることのありがたみを強く実感した。
https://number.bunshun.jp/articles/-/838533...

コメント

会場の羊山公園から武甲山

会場の羊山公園から武甲山

スタート前。気温3度

スタート前。気温3度

累積標高は7000m!

累積標高は7000m!

85km地点、関八州で夜が明ける

85km地点、関八州で夜が明ける

無事29時間でゴール

無事29時間でゴール

完走証

完走証