闇夜に迫るチェイサーの足音
本日のコース:手賀沼西コース
シューズ:Repair Japan
現在位置:長崎県 戸崎鼻
三連休、一日しか走れなかったので、帰宅後ランを実施した。
この3日間で、ずいぶんと寒くなったものだ。
いつものように徐々にペースを上げていくつもりだったが、気温が低かったためか、思いのほか早くペースが上がってしまった。
北柏で折り返してしばらく行くと、前方に人影が見えた。自分と同じくらいのペースで走っているようなので、なかなか近づかないが、徐々にその後ろ姿が大きくなってきた。
とうとう追いつき抜かしたのだが、その瞬間、短パンにウインドブレーカーを着ていることが分かり、もしやと思った。
そう、先週のナイトランでかなりのペースで走っている若者がいたのだが、そのいでたちに似ているのである。
抜かしたあとも、背後に足音が着いてくる。少しずつペースを上げるが、離れる様子もなく着いてくる。
ヒドリ橋を過ぎ、9キロ地点の黄金の亀に来ても、背後に足音がする。いっそのこと抜かしてくれればと思うのだが、ヒタヒタと着いて来る。
その足音は、とうとう手賀大橋まで続いた。10キロの「ピッ」という音で、極端にペースを落としたら、横をほとんど息を乱していないチェイサーが通り過ぎていった。
そして、彼は手賀大橋の真下でUターンをして、再び横を通り過ぎていったが、やはり涼しい顔をしていた。
きっと彼は、先週の若者に違いない。