男酔い
大相撲5月場所が技量審査場所になった事が幸いし、新聞社の友人から一昨日相撲観戦を誘われた。ナンと升席最前列!本場所なら絶対有り得ない席だ。本場所は勿論巡業すら見たことが無かった身には感激もひとしお。
と言う訳で、いつもふざけたことばかり書いているので、たまにはマジレスしてみたい。
八百長問題のあおりで存続の危機すら叫ばれた大相撲であるが、実際に間近で見るにつけ、
「こりゃぁ八百長やりたくなるのもわかるわ」
とつくづく感じた。
プロテクターどころかシャツ1枚まとわない肉と肉の本気のぶつかり合いは、男女なら気持ちがいいだろうが(オイオイ)、100kgを優に超える男達にとっては命懸けのように見える。それを15日間連続でやらされて、且つ中1ヶ月でまた15日間連続でやらされ、それが何年も続くのだから、たまったものではないだろう。さしずめ私に5分/㌔でフルマラソンを走りきれと言われているようなものか?たまには楽したくなる気持ち、わからんでもない。勿論だからと言って八百長を肯定する気は無いが、まぁそれほどまでにタフな世界なんだなと実感した。
次々と現れる裸の男達。いま話題の「魁聖」関の後姿に、「それにしてもいい身体してるよなぁ・・・」と惚れ惚れしながらつぶやいた友人に、次期オカマ塾塾長の座を垣間見た思いがした。