ちょっと 闘病中

ハリー

性別
年齢51歳
身長177.7cm

2012年秋に肺癌(末期)と宣告されました。
万が一に備え粛々と対処しつつ、前向きに闘病しています。なんとかなるさぁ。。

今後の予定

自己ベスト

無理は禁物

先週より2km伸ばして18km+走る。多摩川河川敷では、ちょうど開催されていたマラソン大会のランナーに影響されて自然にペースアップ。予報に反してかなり暖かく、かなり汗をかいたためか、8km走ったところで急に足がうごかなくなり、ジョグに切り替える。

東急田園都市線の高架下で折り返して、ゆっくり戻って来ると、コースわきでマラソン大会のゼッケンをつけたランナーが倒れている。既に一人のランナーが声をかけているが、反応が鈍い。見える範囲に大会関係者はいない。幸い私はいつもスマホを持って走っているので、独断で救急車を呼ぶことに。119番にかけると、
「火事ですか救急ですか」
「救急です。多摩川河川敷でマラソン大会の参加者が倒れています。意識はありますが、倒れたままで、きちんと会話できない状態です」
「住所を教えて下さい」
「多摩川の川崎側の河川敷の、、、」
「ちょっと待って下さい。今、東京都につながっているので、川崎の方に転送します。お名前を教えて下さい。」
「○○○○です」
「そのまま電話を切らずにお待ち下さい」
この転送に30秒以上かかる。もどかしい。しばらく経って川崎側より
「もしもし、○○○○さんですか?」
「はい。多摩川河川敷でマラソン大会の参加者のランナーが倒れています。意識はありますが、きちんと会話できない状態です」
「その場所の住所を教えて下さい」
ここで、一緒に対応しているランナーさんが堤防を駆け上がり「小杉陣屋町の歩道橋」と教えてくれたので、
「小杉陣屋町の歩道橋の近くです」と答えると、
「何区ですか」と聞いてくる。今度は自ら堤防を駆け上がり、住居表示を確認し、
「中原区です」と答える。
確認にしばらくかかるらしく、ここで一旦会話が途切れる。以前事故の通報の時にも思ったが、スマホや携帯のGPSの情報を送れないものかと思う。しばらく経って、
「中原区の小杉陣屋町の歩道橋ですね」
「ランナーが倒れているのは河川敷です」
「サイクリングロードですか」
「いえ、堤防の下のランニングコースです」
「マラソン大会のランナーですか」
「はい」
「年齢と性別を教えて下さい」
「30から40歳の間に見えます。男性です」
「今の状態を教えて下さい」
今度は、堤防を駆け下り、倒れているランナーの近くに。介抱しているランナーさんが「意識がなくなった」と騒いでいる。おなかは動いているので、呼吸は止まっていない。大会関係者はまだ来ていない。
「今、意識が無い状態です。呼吸はしています。どうしたらいいですか? 指示して下さい」
「コースのわきによけて下さい」
「既によけています」
「それでは、そのままそっとしておいて下さい」
「急いで来て下さい」
「これから向かいますので、救急車を見える位置にいて、誘導して下さい」

電話を切って、また堤防を駆け上がる。すぐに来るものと思っていたが、なかなか来ない。7~8分経ってようやくサイレンの音が聞こえてきた。小杉陣屋町の歩道橋のある三叉路にちょうど車が一台駐車できるスペースがあったので、そこに救急車を誘導する。そこから河川敷に向かうには道路を横断する必要があるが、救急隊員が律儀に信号が変わるのを待っているので(悠長だなぁ)、車に合図して止まってもらい、救急隊員を倒れているランナーのところに案内する。

幸い、ランナーの意識は戻っていた。舌を出してもらい色を確認するが、熱中症や脱水症状ではないようだ。しかし、自分の名前や年齢が言えず、立ち上がることもできない状態なので、やはり、病院に搬送することに。このときには既に大会関係者も駆けつけていたので、後はその人に任せることにして、その場を後にした。

小さい大会だと救急体制がきちんとしておらず、対応が遅れて大事に至る可能性があります。ランナーの皆さん、くれぐれも無理をしないように。

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無理は禁物

無理は禁物