初のウルトラ、と言っても65キロ、横須賀から三浦半島を海岸沿いに進み最後はソレイユの丘がフィニッシュ。

天候は都合よく終始曇り、何せ初めてのフルを越えるレース、ペース配分が分からない。おまけに中盤と後半に結構な上りがある。取り敢えずキロ5分30に設定しオーバーペースに気を付けて進む。

大会自体はユルユルでエイドの充実した給食もポイントで、気合を入れて臨む私は先頭直後でスタート。確かに各エイドの食べ物はバラエティに富み楽しめた。また頻繁にあるので気分転換や区切りになった。

10、20、30キロと順調に進み40キロもクリア。フルでは一切給食を摂らないため消化が心配だったが、結構食べられた。

城ヶ島に入る45キロ辺りでダレてきた。おまけにかなりの上りが続き、上り切った展望台で自販機でジュースを飲んで小休止したら足が止まった。見事に足が動かなくなった。ここは気合でポテポテとラン再開。

三崎港で大問題解決。これが転機になったのか持参の新エナジージェル（アスリチューン）が効いたのか、どうにか「走る」ペースに戻った。上りが続いたが、フルでも後半の上りが得意なので、歩くランナーを横目に着々と上る。

あとは下るだけとなり足もメンタルも楽になる。まだ余裕ある。突然「出し切って終わりたい」と思い、残り5キロで「行く！」とスイッチを入れた。下りとは言えキロ4分45まで上がった。フィニッシュ直前は長い上り坂、でも6分は超えない。最後まで足は動いた。歩かなかった。

タイムはグロス7時間26分、ネット5時間57分。1時間半も「走っていない」。でもラストスパートをかけられフィニッシュ後は10分ほど一歩も動けず。4年振り。脳天まで痺れた。最後の給食「鮪の漬け丼」も食べられず。

初ウルトラの感想、マネジメントとメンタルが大事。試走も良かった。

おまけ。50才台男子8位！(120人位か）、確かに先頭近くでスタートしキープできた感はあったが、後半ヘロヘロで休憩時間が長くなったがラストで復活、ごぼう抜きしたおかげ。