湘南オヤジ さんのランブロ

湘南オヤジ

性別
年齢52歳
身長171.0cm

湘南地方に住む中年オヤジです。
登山のためにやっていたランニングですが、
今や手段と目的が逆転してしまい、マラソンにはまっています。
職場の同僚が、Foreranner405を、皆に見せびらせかて喜んでいるのに刺激され、廉価モデルの110を購入してしまいました。
ますます「走らなくては」という、強迫観念が強くなりそうですが、けがに気をつけながら、といってもすでに左ひざを痛めていますが、コツコツと走り続けていきたいと思います。

今後の予定

自己ベスト

奥穂高~西穂高縦走 2日目

朝5時起床。ちょっと寝坊した。

既に浅間山方面が赤く染まっている

放射冷却で冷えると思ったがさほどではない

急いで身仕度を整え5時半に出発。

山頂手前で御来光。

3190m奥穂高山頂には6時到着。

いよいよ奥穂高~西穂高縦走開始。

と言ってもこれで6回目になるが・・・。

初めて縦走したのが平成2年

この時はかみさんも一緒だったが

若気の至りもありさほど恐怖を感じなかった。

しかし歳をとるにつれ怖さは増すばかり。

のっけから、通称「馬の背」という

両側が切れ落ちたナイフエッジで肝を冷やす

その後は、通称ロバの耳と呼ばれる岩峰の急峻な鎖場、きわどいトラバースを経て,ジャンダルムをよじ登る。ここまで40分。この辺まで高度感のあるアップダウンが続き、否が応にも気分が高揚する。誰もいないジャンダルム山頂でレモンティーを沸かし朝食。

昨日の白出沢の登りで、抜きつ抜かれつした中年男性が追いついてこられて、すぐに西穂高に向かって行かれる。すごいスピードである。

その後ガイドによりザイルで確保された髭もじゃ年配の男性が登ってくる。「一度ここにきたいと思って・・・願いが叶った」と感無量な様子。

20分ほど休んだあと西穂高へ。頻繁かつ激しいアップダウンに加え、もろい岩場の通過。奥穂高山頂からの距離は3キロ足らずだが、通常のコースタイムは5時間以上という険路。ちょっとルートを外すとたちまち不安定なガレ場になり身動きが取れなくなる。そして落石を誘発し事故にもつながる。

転落滑落事故頻発地区でもある。

数年前、ジャンダルムで転落した登山者を救助しようとした、東邦航空のヘリコプターが墜落して

二重遭難を越した場所でもある。

以前はテントを背負っての縦走だったので、暑中バランスを崩して、転倒してひやひやする場面もあったが、今日は比較的余裕をもって9時45分に西穂高山頂に到着。奥穂高山頂から休憩込みで

3時間45分。ガーミン計測で2時間50分。

途中1~2度道迷いはあったが、転倒や落石の誘発もなく、安全登山ができたのではないかと思う。

ここから先は比較的安全なコースになるのでペースアップ。西穂山荘出20分ほど休憩後、新穂高ロープウエイ乗り場までは、トレイルランペースで降りる。12時15分に無事到着。

ロープウエイでの下山はちょっと気が引けたが

下山道がわからなかったことと自分への御褒美

1500円を奮発して登山口に降りる。

今回は天気もこれ以上考えられないくらいの好天で、救われた。

しかし、今更ながらに穂高は本当に素晴らしい!

山ガールたちにも見せてあげたいが今シーズンは無理であろう。

帰りは眠気と戦いながら、途中安房峠に寄り、穂高連峰の眺めを満喫する。

安房トンネルが開通してからは、殆ど通る車も少なくなってしまったが、ここから見る穂高連峰は本当に素晴らしい!

軽装備とは言え、予想よりかなり速いペースで進むことができた上、縦走後の最後の詰めも、ペースを落とすことなく、下肢の疲労感もさほどではなく、普段のトレーニングが生きたのではないかと思う。疲れきったあともきちんと安全に降りられるのが、本来の理想的な登山だと考えているので、今回は合格点を与えても良いのではないかと思う。

コメント

穂高岳山荘から浅間山
5時30分

穂高岳山荘から浅間山
5時30分

御来光前。前穂高の右に富士山、1右手前のピークは南アルプスの
甲斐駒ケ岳、さらに右端のピークは日本第2位の北岳。

御来光前。前穂高の右に富士山、1右手前のピークは南アルプスの
甲斐駒ケ岳、さらに右端のピークは日本第2位の北岳。

6j時。奥穂高山頂からのジャンダルム

6j時。奥穂高山頂からのジャンダルム

北穂高~槍ヶ岳方面

北穂高~槍ヶ岳方面

このところの寝不足で
ぼんやり顔の湘南オヤジ

このところの寝不足で
ぼんやり顔の湘南オヤジ

西穂高への縦走開始
いきなりのナイフエッジの通称、馬の背
というかゴジラの背と言いたいところである。

西穂高への縦走開始
いきなりのナイフエッジの通称、馬の背
というかゴジラの背と言いたいところである。

馬の背の下降。
両側はズバッと切れ落ち
肝を冷やすところである。

馬の背の下降。
両側はズバッと切れ落ち
肝を冷やすところである。

下から見上げたところ。
ピークに重荷を背負った
女性登山者の姿が・・・。
頑張れ~!

下から見上げたところ。
ピークに重荷を背負った
女性登山者の姿が・・・。
頑張れ~!

少し離れたところからの馬の背
よくあんなところを・・・と思う。

少し離れたところからの馬の背
よくあんなところを・・・と思う。

雲海の彼方には
飛騨の名峰 笠ヶ岳が。

雲海の彼方には
飛騨の名峰 笠ヶ岳が。

ロバの耳の登りのトラバース
足元は奈落の底の落ち込んでいる。
ちょっと足がすくむ。

ロバの耳の登りのトラバース
足元は奈落の底の落ち込んでいる。
ちょっと足がすくむ。

ジャンダルムからの奥穂高
ここまで40分ほど
ここでティータイム

ジャンダルムからの奥穂高
ここまで40分ほど
ここでティータイム

ジャンダルムから西穂高方面

ジャンダルムから西穂高方面

ジャンダルムにて
バックは笠ヶ岳

ジャンダルムにて
バックは笠ヶ岳

天狗岳の登り

天狗岳の登り

天狗岳から間ノ岳
奥の山は焼岳、乗鞍岳
下は上高地

天狗岳から間ノ岳
奥の山は焼岳、乗鞍岳
下は上高地

天狗岳の長い鎖場
逆層のスラブで滑りやすい

天狗岳の長い鎖場
逆層のスラブで滑りやすい

間ノ岳の登り
人が降りているの
見えますか?

間ノ岳の登り
人が降りているの
見えますか?

間ノ岳から西穂高
だいぶ近づいてきたが
まだまだ険しいアップダウンが続く

間ノ岳から西穂高
だいぶ近づいてきたが
まだまだ険しいアップダウンが続く

来し方を振り返る

来し方を振り返る

西穂高山頂。
あと一息!

西穂高山頂。
あと一息!

9時45分 無事到着!

9時45分 無事到着!

槍ヶ岳方面を望む。

槍ヶ岳方面を望む。

焼岳、上高地方面

焼岳、上高地方面

前穂高岳、明神岳

前穂高岳、明神岳

北アルプス唯一の活火山、焼岳

北アルプス唯一の活火山、焼岳

ロープウエイ駅からの西穂高岳

ロープウエイ駅からの西穂高岳

さらに槍ヶ岳
観光客は労せずして
この景観を味わえるのだ
幸か不幸か・・・。

さらに槍ヶ岳
観光客は労せずして
この景観を味わえるのだ
幸か不幸か・・・。

帰りの安房峠からの穂高連峰
向かって左が奥穂高~西穂高
感無量である。

帰りの安房峠からの穂高連峰
向かって左が奥穂高~西穂高
感無量である。