双六岳 偵察山行1日目
7月29〜30日にtravelのメンバー8名と北アルプスの双六岳、三俣蓮華岳方面に登る予定となっている。今回は全員でテント泊を計画している。コースは新穂高温泉から鏡平を経由して双六小屋に至りそこでテント場をベースに翌日双六岳や三俣蓮華を周回する往復約36キロ。危険な箇所もなくゆったりと山を楽しめるコースでもある。
ところが案内人の自分はこのコース、実に28年ぶりの再訪となる。その時の記憶は曖昧で8人もの大所帯を案内するにはちょっと不安を感じ始め急遽17〜18日に偵察山行を敢行する。
急に思い立ったため準備に手間取り、登山口の新穂高を出発したのが11時半。もたもたしていたら双六小屋には夜になってしまうので急ぎ足でスタートするも。テントを含めたザックの重さが16キロにもなってしまい遅々として進まず。
最初はわさび平から小池新道入り口までの5キロは林道の緩い登り。早速荷物が肩に食い込む。気温も高く、結構喉も渇く。
小池新道入り口まで1時間20分ほど。標高1500mのこの辺りでもう雪渓が張り出し林道を塞いでいるのにはびっくり。小池新道を緩やかに登り1時間ほどで秩父沢出合。雪渓からの雪解け水が悶絶もののうまさ!
さらに登り、イタドリケ原やシシウドケ原は雪渓にビッシリ覆われている。雪上歩行になるが滑落するような斜度ではなく快適に進むことができる。途中から沢筋を離れ鏡平の道をたどる。15時半鏡平に到着。なんとか明るいうちに双六小屋に到着できそうだ。一息入れて弓折岳への稜線へ標高差300mほどの急登。途中雲が切れ槍ヶ岳が厳然たる姿で現れる。予期しないこういう現出の仕方は感動する。
45分ほどで稜線に出る前方には双六岳や鷲羽岳の姿が。高山植物も咲き乱れ、ここからの1時間は稜線漫歩の趣。ゆっくり徒歩を進め17時30分双六小屋に到着。連休最終日ということでテントサイトは空いていた。
設営中に雨が降り出し慌てて荷物をテント内に収めて、そのあとは酒をちびりながら、おでんなどをつついてのんびりと過ごすことができた。
今回310を使用したが、なんとデータがどこかに消えてしまい手動でのアップとなってしまった・・(悔)る席標高は1500mほどと思われる