3年ぶりの野辺山ウルトラマラソン。

2012年の初参加以来これで通算9回目の参加。

八ヶ岳の山腹や佐久周辺の山里を走ることもあり

累積標高も2000mを超える日本屈指の厳しいウルトラマラソン

前日は車中泊だったが1時間ほどしか眠れず

夜明け前まで雨が降り続いていたが

5時15分のスタート時には上がってくれる

前夜寝不足であることもあり体調は厳しい

７km地点からは標高1300mから1900mまで

ダートな林道を登り続けることもありとても苦しい

途中トイレタイムロスもあり最高地点まで2時間半もかかってしまう

その後の林道のアップダウンでも遅れは取り戻せず

標高差700mの長い急降下で一気に疲れが出て

50km地点までは6時間23分と今までで最も遅いタイム

制限時間は14時間だがこの先はさらに登り主体となり

74kmからは標高差500mの馬越峠への登りが控えている。

過去8回の記録を見るとベストを出した2016年でさえ7時間を要している

他の年は7時間30分前後。

ほとんどギリギリの状況。体調不良に加え日差しが強くなってきている。

今回は完走は難しいかな。

でも自分を信じていけるところまではと思い直しスタート

日差しは強いが時折吹く涼風はとても気持ちよく、

気温も思った以上には高くない感じ。

新緑の綺麗な山里風景にも癒される

気持ちも開き直ったのか登りでもゆっくりだが意外と走れる。

74km地点の馬越峠の入り口には15時20分。

ここからは歩き主体ということもあり睡魔が

79キロ地点馬越峠には16時15分。

あと３時間、もしかしたら間に合うかも

ここからは最終エイド手前まで６kmまでの長い下り。

いつもは大腿四頭筋が悲鳴を上げるところなのだが

今回はいつもよりはひどくない。

87km最終エイドには17時15分。

あと２時間あるが90km地点からは長い登りもあり

最後まで気が抜けない。全身疲労感もMAX.

90kmからゴールまでの過去のベストタイムは１時間13分だったが

今回は１時間28分とワースト記録。

いつもはゆっくりでも走り続けていたのに

今回は半分位は歩いてしまった。

そしてゴールタイムは13時間51分とこれもワースト記録。

でも前半50kmのタイムを考えると、

よくここまで挽回できたな〜とちょっとだけ自分を褒めても良いか。

100kmのような超ロングレースでは、レースタイムより

途中のプロセスの方が大切なのだと感じた。

終了後は近くの温泉に入りそのまま直帰。23時30分帰宅。

これがまたきつかったな〜

ぼんやりして高速の降り口を通過してしまったり・・。