金峰山
7月24日 久しぶりに奥秩父の金峰山。瑞牆山荘からのピストン。午後からの雷雨を避けるため自宅を3時30分に出て、登山口は6時40分スタート。気温15度とひんやりして気持ちが良い朝。天気もまずまず。山頂まで休憩込みで3時間10分ほど。9時50分に到着。夏雲や少しづつガスがかかってきていて展望は今ひとつ。しかも遠雷が。 のんびりするいとまもなく足早に下山。稜線から樹林帯に入った頃から頻繁に雷鳴が。「稜線上でなくて良かった」と安心したのも束の間。背後から雷鳴が何度も響き渡り、大日小屋を過ぎて富士見平小屋に向かう途中から閃光と同時にドカ〜ンと落雷が3回。同時にスコールのような豪雨。これから山頂に向かう集団で登山中のが中学生の一団は立ち往生。引き返しにかかっていた。樹林帯とはいえ雷の直撃範囲にいることは間違い無いので、昔取った杵柄で富士見平小屋まで必死に駆け降りる。小屋の軒先で30分ほど雨宿り。少し小止みにはなったものの、見上げると次の積乱雲が迫っている。当初予定していた瑞牆山の立ち寄りは中止して川状態になっているトレイルを駆け降りて瑞牆山荘に無事戻る。午前中は大丈夫とタカをくくっていたのだが・・。
そう言えば25年ほど前に飯豊山の下山中も午前中の早い時間に稜線上で
落雷に遭い死ぬほど怖い思いをした。あの時は激しい雨の中30分以上ハイマツの下に身を隠して身も心も冷え切ってしまった思い出が。
下山後は時間を持て余してしまい、近くの温泉で冷や汗を流し少しまったりとする。帰りの車中から見る周辺の多くの山々には不穏な雲がかかっていたが、その雲の上に富士だけが気高き姿で君臨している姿が印象的であった。
スタート前の6時頃に雨雲レーダーを確認した時は11時頃に1時間ほど小雨という予報であったが、雨宿り中に再度現在地のリアルタイムの雨雲レーダーを確認するととんでも無いことになっており、比較的直近の予報も大きく外れてしまうということを今回実感することができた。これも異常気象の一つの現れかもしれない。