北風が強い。雨は降っていないが嵐である。日本全国各地でいろいろと被害が出ていると聞く。多摩川の河川敷を上流に向かうと体が押し戻され、なかなか前に進まない。しかし、たねがしまロケットマラソンのことを思うと、この強風も気にならない。同じような強風の中でレースをしたのだ。しかも、あのときは始めから終わりまでずっと向かい風だった。この風は、折り返せば強い追い風に変わるだろう。どうってことない。この点では、たねがしまロケットマラソンでは精神的に得るものが大きかったと言える。

案の定、上流に3km行ったところで折り返し、多摩川を下流に向かうと風は強い追い風となった。今度は飛ぶように走ることができる。行きと帰りで、1km当たりのタイムが1分ぐらい違う。すれ違うランナーさんの恨めしそうな視線がちょっとうれしい。

そんな精神的な成長が得られたたねがしまロケットマラソンの体験記を書いた。ビデオを使ってドキュメンタリーっぽく仕上げたので、よろしければお読み下さい。