奥熊野いだ天ウルトラマラソン100km
奥熊野いだ天100kmウルトラマラソンに参加してきました。
一昨年のミカンさんのブログを見て、いつか走ってみたい!と強く思っていた大会です。
前日からWAKAちゃんとそのお友達2人とマグロやめはり寿しを食べて勝浦を満喫!
体調イマイチでしたが、いずれにしても未知の100km、どうにでもなれ!という気持ちで神聖な那智の滝からスタートしました。
WAKAちゃんとしばらく併走して・・・なんて思っていたらWAKAちゃん、下りも上りも安定したペースでスタスタと行ってしまう。さすがウルトラの常連さん。
エイドでやっとこさ追いつくのを何度か繰り返し、27.2kmのドロップポイントまでWAKAちゃんの背中を見て勉強させて頂きました!
ドロップポイントでお友達(?)と話されているWAKAちゃんにお先に失礼して、そこからは第一関門の54.1km地点までひたすら「11時までに着かなきゃ!」の気持ちで向かいました。
何故11時か?私もよくわからないのだけど、WAKAちゃんの計算によると、後半歩くようになることを考えると妥当な数字だそうです。
コースは一応ロードでしたがほとんど山の中で、水深10mはあるのに透明で底の見える美しい川沿いだったり、朝日でピカピカ光る棚田の間を抜けて行ったりしてレースというよりトレッキングに来ているかのような気持ち良さを感じながら進んで行くので第一関門まであっという間!?
空気も美味しくて身も心も清められていく・・・そんな気持ちになります。
長い折り返しコースではランナーさんとすれ違う度にお互いエールを交換して元気注入!
そして特筆すべきはエイド!素晴らしいと聞いていたけどこれほどとは。
最後までエネルギーが切れなかったのは、何と言っても手厚いエイドのお蔭です。
めはり寿し2個、茶粥3杯(地元の方の漬けたしょっぱ~い梅干し付♪)、お味噌汁、ヨーグルト、あんパン、フルーツいっぱ~い、そしてその場でおじさんが絞ってくれる愛情の籠った(ご本人談)みかんジュースの美味しいこと♪
どこのエイドも明るく暖かく、時には「○○ちゃん(名簿見て)お帰り~」なんて声かけて迎えてくれます(^^)
地元のお年寄りが農作業の手を止めて応援してくれるのも力になります。
大好きだった祖母が和歌山だったので、柔らかい和歌山弁を聞いていると祖母に励まされているような気がして涙が・・・(;_;)
素晴らしい景色の中、所々に重機が入って工事していたり痛々しい崖崩れの岩肌が露出していたりして、ここもまた被災地なのだなぁというのを改めて感じさせられます。
それでも強く逞しく生きているみなさん、大変だろうけど頑張って~~!
72km過ぎると私にとっては未知の世界だったのですが、脚は重いけど問題なし、しっかり食べてるから体力ばっちり、気力もばっちりで完走を確信!
最後の7kmの坂を上るとあと6km程度の下り&フラットなコース。
頂上で怪我をしたランナーさんが「12時間切れるよ!頑張れ~」と言ってくれたけど、脚が浮腫んで重くてスピードは出せません(^^;) おまけに田舎の車は山道をびゅんびゅん飛ばすので轢かれそうで恐い。端に寄ると転落しそうでこれまた恐い。
ゴールまでのフラットな3kmを遠く感じながらも終わっちゃう~っと寂しくなってきたところで「お帰りなさ~い!」のお迎え、子供たちとハイタッチしながらお花貰って感動のゴーール!
と思ったらゴールは左に曲がったところで、アナウンサーに「まだですよ!」と言われてしまいました(恥)。ゲートがあったんだもの・・・。
で、仕切り直してゴーール!!
ちょっと前にゴールしていたぽとこさん(WAKAちゃんのお友達でフルのタイムが3時間21分の強者!)が「おめでとう!」と言ってハグしてくれた瞬間に涙がホロホロと出てきてしまいました。
ぽとこさんには後半苦しいところを「ここまで来たら這ってでも大丈夫!」とどれだけ励まされたことか(T_T)
WAKAちゃん、ぽとこさん、とがちゃん(どこかでトレランしようね~♪)、途中でご一緒させて頂いた広島のtravel-dbユーザーの方(名前お聞きするの忘れました(^^;))、楽しかったです。どうもありがとうございました!
<初100kmで思ったこと>
・ちゃんとガーミンの標高を合わせなかったので、0m以下の高低グラフが見られなくて残念。WAKAちゃんの310は大丈夫なのかな?
・高低差のあるコースはガーミンの距離表示が参考にならない(;_;)。ちゃんと100km走ったのに残念!
・脚は大腿の筋肉痛以外問題ありませんが、そこら中に擦り傷ができてしまい、あいたたた・・・状態。フルと同じような準備ではダメですね。
・ウルトラはとにかく食べるのが正解と実感。胃の調子はとっても重要!
・天気影響大!快晴だったから良かったけど、これが1週間前の富士五湖と同じような天気だったらこのパフォーマンスは無いでしょう。
・とにかく楽しむこと♪これが一番な気がします。