所沢8耐 完走記 Part2
Part2
14Lap目のピットインで、Garminのバッテリー残量が80%まで充電されていたので、充電器を外して再び腕にはめた。濡れてしまったBostonも乾いたようなので、靴も履き替え、新たな気持ちで再スタート。
15Lap終了、必達目標である50キロは見えた。あとは、どれだけチャレンジ目標に近づけられるかだが、体力的にも相当きつくなってきた。とにかく暑い!速度のわりに呼吸も早くなり、一歩に一回の呼吸になることも珍しくなくなってきた。
16周目のピットインで、最後のアミノバイタルを補給し、最終的な距離を考え始めた。この時点では、チャレンジ目標の達成は難しいかもしれないと、弱気になり始めていた。正直「もう一周もしたくない」という気持ちだった。銀マットの上にしばし横たわり、目を閉じ気持ちを鎮めた。そして、とにかく18Lapまでは行こう!その時の残り時間で判断しようと思い立ち、17Lap目へを旅立っていった。
17Lap目、通常ならエイドで水分補給をするだけの周回だが、ここでも一旦ピットに戻った。コールドスプレーと保冷剤で頭や体を冷やし、残り一つとなった冷たいエネルギージェルを1/3程度摂り、18Lap目へ向った。このころは、毎周回へ向う前に、エイドで頭に水をかけてもらうようになっていた。
18Lap、心の中では残り時間が足りずに、この周回で終わってしまうことを祈る気持ちと、残り時間があり次の周回へ入れることを祈る気持ちとが、交互に揺れ動きながら走っていた。途中でトイレにより小問題解決後顔を洗ったら、Garminが急にピッ ピッ ピッとかすれた音で連続的に鳴り出した。濡れたベゼルを拭こうにも乾いた所がない。どうなってしまうのかと思っていると音が鳴り止んだので、すかさずベゼルロックをして再度走り始めた。
コース終盤の上り坂がとてもきつい。その坂を登るとしばし木陰を走り、やがてスタート地点への長い炎天下のストレートに出る。
ゴールの電光掲示板が近づいてくる。はたして、残り時間は・・・
Part3へつづく