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富士登山競走

昨日は、富士登山競走に行った。出場するためではなく、知り合いのランナーのエイドのためである。

富士登山競走はその名の通り富士山を登る速さを競う大会である。富士吉田市役所前をスタートし、0合目以降は一般の登山道を駆け上がる。登山道には一般の登山客も大勢いる上、2000人近い参加者が押し寄せるため、非常に混雑する。そのため、登山道で抜かすのは意外と難しく、実は、(一般のランナーにとっては)0合目までが勝負の分かれ道になるのだ。0合目まではなるべく身軽に走りたい。そのような要望に応えるべく、6合目で山登りに必要な装備を渡すために待機した。

6合目は初めは晴れていたが、一般のランナーが駆け上がる頃には雲に包まれてしまった。雲の中を岩場の向こう側から次々とランナーが姿を現す(写真)。足場が悪いため、皆うつむき加減だ。しかもかなり憔悴している。この日の下界は30度を越えていたため無理も無い。失礼ながらゾンビの集団のようである。彼らを動かしているのは何なんだろう、と思う。しかし、登山家にとって「なぜ山に登るのか」が愚問であるように、彼らにとって「なぜ山を走って登るのか」は愚問なのだろう。

富士登山競走の関門は非常に厳しく、知り合いのランナーの中でも完走できたのは5名中2名。それぞれが、喜びから、あるいは、悔しさから、来年の出場を既に心に決めているようである。

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