茂庭っ湖マラソン
筋肉ほぐし散歩
(昨晩就寝中右足フクロハギが攣り痛かった!)
昨日のレースを反省
スタート時ライバルと並ぶ、2週前の伊南川100K後の食あたりで酷い目に遭った話を聞く。
「おっ!チャンス、まだ身体は弱ってる?これで後半の追い上げを心配することなく計画通りに走れそう~~」
僕たち二人とhataboさんキム先輩の4人でスタート、今回はかずくんはサポート役。
hataboさんは、まだアキレス腱痛?が治っておらず10KでやめDNFを覚悟してるみたいだ。(35K地点で足を痛めてるhataboさん抜き去るという僕の妄想計画はなしになってしまった。)
しかしもう一人ペースメーカーになってくれそうなキム先輩がいる。
細かい心使いの出来るキム先輩、知ってか知らずか僕らのちょっと前を走っていてくれる。
1ヶ月ぶりに会うライバルさんと話をしながら彼女からの笑顔エネルギーチャージを受ける。一人で走るマラソンも良いけど、二人で並んで走るのは楽しくって幸せいっぱいの気持ち。
地元を走る彼女への応援がまた凄い、流石ふくしまのマドンナだ。
しか~~~~し、僕にはそんな甘美な時間に浸ってる訳にはいかない。その誘惑にも負けない野望がある。
今日は心を鬼にしてその野望達成のため走るのだ。
激坂の手前までは一緒に走るという計画だったが、いつもより彼女のペースが遅い、まさかと思うけど前日の僕のブログ(作戦)を見て、
僕のPB更新阻止のため、わざと遅く走ってる?
前日に作戦ブログを書いたのは、約束が違うとか、あとでなんだかんだ言われるのが嫌だから…読まれるのも計算ずく。
でもマズイぞこのままのペースでいったら3時間40分切りは難しい。
まだ彼女が歩き出すと思う激坂までは5K程手前だけど、迎え風で更に遅くなった彼女を徐々に引き離す。
でもレース中のおしっこ対策の為前日からの経口補水液飲用、お腹には冷え対策のホッカイロを実施していたのに、10K地点で尿意を催す。
まだやっちまった!朝方目覚めのコーヒーを我慢できず3杯も飲んでしまったから…
トイレからでて走路に戻るとそこには彼女が走ってる。
まっいいさ、計画通りじゃないか、そこからまた2K程話をしながら併走する。坂道になって「Yさん何処から歩く」早く歩き出すのを期待して、歩きを催促するように話しかけたら、
「歩きたくなったら歩く」と言うので、ここは少しだけ男の意地を見せて、ついてこれるならついてきんしゃい!と
「じゃ~先に行くね」と坂道を上がっていく、坂の中ほどまで走ってくると、前方に優しい心使いのキム先輩が・・・
去年12月の相馬野馬追ハーフでは、抜く時に声を掛けたら、彼の心に火をつけてしまい。そこから逆に抜き返され差をつけられた苦い経験があるので、今回は抜き去る時の常識で間に何人かのランナーを挟み、
キム先輩から離れるように抜き去る。
坂を上り切ったらまた追いつかれるだろうけど、その時は、離れずついて行くぞ。
それにしても紅葉が綺麗だ、左はダム湖が広がり右手には絵に描いたような紅葉が…その美しい景色を楽しみながら走っていたら、前方からかずくんの声援が走路のトンネル内に響く、
「けんさん頑張れ~~いいペース良いペース」と箱根駅伝の給水時の様に併走しながらコーラを差し出してくれた。
つくばマラソンでもコーラは飲んだけど、その時は炭酸が抜けていた。
今回は炭酸が効いたコーラだ。正直あまり飲みたくなかったけど、紙コップまで用意してくれた彼の優しさにちょっとだけ口をつけた。
暫く走ると走路の左側に10分遅れてスタートのハーフの折り返しが見えた、(風で飛ばされたのか走路端のわかりにくい所に、それも誰もそこに居ないし、夢中で走っていたら気が付かないのでは…)
ハーフ女子トップにはその手前ですれ違ったが、2位で走ってきた女史が気が付かなかったのか僕を抜いて行く、ゼッケンの色でハーフかフルかわかるのだが、後ろから来た彼女はスピードが違うし、でも間違ってもいけないし、そんな彼女も自分のGPSでおかしいと思ったのか立ち止まって迷ってる感じ、ゼッケンはハーフの赤色
「あれ~~100mくらい手前の所にハーフ折り返しのコーンがあったよ」と僕が言うと、
「そうですよね、でも私の先を走ってる男子ランナーが折り返してこないので…」あとでわかった事だが男子ランナーの何人かはフルの折り返しまで走り約30K走ったようだ。
田舎の手作りマラソン大会はこういう事もある。
折り返しまでアゲインストだから折り返したら追い風、ゆるい下り、味方してくれる風、美しい風景、それに何より相棒かずくんのサポート
いける!今日はイケル!3時間40分切り
最初のライバルとのスライドは計画では1Kだが、ほぼその距離を離したのでは…ダムまで戻りまた同じコースを走る。またまた向かい風だ、
そこから若いランナーと併走が始まった。かずくんに会った時、
「彼に引っ張って貰ってる」とわざとそのランナーに聞こえるように話すと、彼も親近感を覚えたのか嫌な顔をせず、それから約7K程併走してくれた。そんな中ライバルとの2度目のスライド、計画では2K程離してる筈だが、1500mくらいの差しかない。
33K地点最後の折り返し、最後の3度目スライド時はもっと離しているさと思っていたけどライバルとの差は、2度目のスライド時とほぼ同じだ。
27K辺りの向かい風でバランスを崩し足が攣りそうだったけど、どうにか攣らないで走れていたが、35K地点彼について行こうとスピードをちょっとあげたら、足が攣ってしまった。でもゆっくり元のスピードに戻すと攣りそうだけど、ギリギリ攣らないで走る事が出来る。時計を見ると40分切りは無理な時間、せめてこのコースのベスト3時間48分切りをと、気持ちを切らさずゴールを目指す。
最後は1.5Kの急な下り坂だ、気持ち良く転げる様に走っていたが、何処かでゴールまで残り700mの平地で攣るのではないかと思っていた。
案の定自己暗示にかかったようにゴールが見えた瞬間足が攣ってしまった。最初は右足、無理して走っていたら左足、ゴールが200m先に見えるのに走れないどころか歩くのもできない。高校生ボランティアが心配そうに声をかけてくれるがどうすることも出来ない。先々週の実業団女子駅伝エディオンの選手みたいだ。
立ち止まり攣った足を交互に伸ばし歩き出す、残り50m右足が攣ったまま走る。(歩いてはいない、でも歩きより遅い)
ゴール!時計をみると先週走った水戸マラソンより14秒先着、
3時間50分04秒でのゴール。
35K地点で足が攣らなければコースベストは達成できたと思うけど、
3時間40分切りは難しいな。
でも諦めの悪い僕は、
23日の大田原マラソンで再挑戦する。みてろよ!ライバル。
まだ負けてばっかりじゃいやだ。