つくばを振り返る<前編>
今さらですが、つくばレポートです!
昨年は岩本式を参考に毎週15kmビルドアップと峠走を二回行い、本番ではほぼイメージ通りのレースが出来ました。
今年の目標はサブ2:42。
昨年つくばを走り終わった時「来年は5km19分ペースで42km走ればいいんでしょ?楽勝じゃん!」などと思っていました(苦笑)
ところが、岩本式も含めて市販のランニング本にはサブスリーまでのトレーニングメニューしか書かれていません。
そこで、自分なりにどうすれば目標達成出来るか考えてみました。
私が着目したのは最大酸素摂取量とレース記録の関係を表すダニエルの表です。
私も含め、このブログに参加されている皆さんの記録を見ていても、この表の信憑性はかなり高いと思いました。
ダニエルの表によれば、サブ2:42を達成するには10kmでサブ35、ハーフで1:17前後の走力が必要です。
そこで、本番3か月前から10kmTTをポイント練習の軸にして最大酸素摂取量の向上を目指しました。
気温が涼しくなってくると共に記録も毎週のように伸び、10月半ばの10kmレースのタイムは35:57。
残りひと月ちょっとであと1分縮めればいい!
その時はそう思っていましたが、ここからなかなか思うようにタイムが縮まりません。
更に、ここから調子を上げるどころか、手賀沼ハーフを走ってから逆に調子は下降線。
風邪がなかなか治らなかったことも原因かもしれませんが、スピード練習をしても脚が重くて心肺に負荷をかけることが出来ませんでした。
本番のペースを決める一週間前の10kmTTは37:16。
2か月前に30度近い中で走ったタイムとほぼ同じです(汗)
この結果を踏まええれば、本番は2:53:00前後を目安にペースを決めなければいけないはずでした。
しかし、私の出した結論は「今は体調が悪いだけ!本番になればきっと力が出るはず!」と、一番いい状態のタイムを基準に2:45:00前後を目標にキロ3:50~3:55で攻めることにしました。
最初の5kmはキロ4分で入ろうと思っていましたが、Aブロックの後ろの方に並んでしまい、なかなかペースが上げられません(汗)
スタート~5km 21:03(@4:11)
スタートロスが43秒だったのでタイムだけ見ればキロ4分ですが、実際は歩道に乗って追い越したりしていたので、ペースを掴むまでかなりの労力を使ったと思います。
5km~10km 19:45(@3:56)
もう少し速く走りたかったのですが、後半の失速を懸念してこのペースで30kmまで行こうと決めました。
この時点で目標タイムをサブ2:50:00に変更。
10km~15km 19:44(@3:56)
大分ペースが安定してきました。
10kmでアミノバイタル、15kmでショッツを補給。
ハーフ地点 1:25:03
20kmのラップボタンを押し忘れてしまいました(汗)
ハーフのタイムは昨年のつくばより上。
サブ2:50:00は可能なはず!
ところが、ここから徐々に脚が重くなり始める(汗)
普通は30kmや35kmに来るはずの「壁」が25kmで来てしまいました(汗)
ペースがどんどん落ちてくる。。。
集中力もなくなってきたので途中からオートラップに変更。
30km過ぎ、すねが痛い(汗)
次に足首、足の裏も痛くなり始め、段々走ることが苦痛になってきました。
よくよく考えればこの3か月、一番長く走ったのは手賀沼ハーフの21kmです。
やはりスピード練習だけではフルは走りきれないのか?
30kmでこんな状態では完走する頃には脚がボロボロになっているのではないか?
この時一瞬棄権を考えました。
しかし、わざわざ応援に駆け付けてくれた皆さん、一緒に走っている仲間のことを考えるとレースを途中で投げる訳にはいきません。
苦しいのは自分だけではない!みんな頑張っているんだ!
そう自分に言い聞かせながら、痛みに耐えて走り続ける。
ラスト5km、沿道から「サブスリー行けるよ!!」の声を聞き、時計を見ました。
今のペースでは厳しい。ここからは5kmTTのつもりで全力で走ろう!
重いながらもストライドを伸ばし、ピッチを上げる。
39km、ハリーさん、きょんこさんがtravel-dbの幟を持って待ち構えていた。
「苦しいっす~!!」と言いながらハイタッチ(笑)
40km過ぎには気まぐれさんとテガさん、そしてゴール手前ではタカノ夫妻から最後の力をいただき、両手を広げてゴール!!
タイムは2:58:39
なんとかサブスリーでゴールすることが出来ました(疲)
後編につづく