つくばを振り返る<後編①>
後編です!
テーマ①フルマラソンの練習にロング走は必要か?
前編でも書きましたが、直前3か月の練習ではロング走をしていません。
これは、家庭の事情により休日にまとまった練習時間を確保出来ないと言うのが表向きの理由ですが、自分の中ではロング走をしなくても、ダニエルの表を参考に10km、ハーフのスピードを磨けば30km、35kmの壁を突破出来るのではないかと考えていたからです。
ちなみに昨年のつくば前も30km以上のロング走はしていませんが、代わりに25kmの峠走を2回しました。
そして本番では35km~40kmで最速ラップを刻んでいます。
今年は峠走の代わりにハーフマラソンにエントリーしました。
今年の作戦は
①5kmTTでスピードを磨いて10kmレースに挑む
②10kmTTでスピードを磨いてハーフマラソンに挑む
③二週間前にマラソンペースより速いペースで20kmを走り本番に挑む
③の20km走の結果は1:21:30(@4:03)
本番より速いどころか、昨年のつくばマラソンより遅いペースです(汗)
原因はわかりませんが、明らかに調子は下り坂でした。
今にして思えば、ハーフを目標タイムで走れればフルでも目標を達成出来ると考えていたため、ハーフの記録にこだわりすぎて、調子のピークがそこで来てしまっていたのかもしれません。
実際、ハーフの前は疲労を抜きつつベストな状態で挑みました。
フルのポイント練習のためにエントリーしたのに、ハーフを万全な状態で走り、そのために本番前に調子を落としているようでは本末転倒です(汗)
ロング走する時間がないと言っても、ハーフマラソン会場まで走っていったり、10kmTTの日は通勤ランをしてからやるなどの工夫は出来たはずです。
もう少し42kmを意識した練習をすべきでした。
やはりロング走は必要か?
話はそれますが、つくばの打ち上げの時に前日の日経新聞の記事が話題になりました。
内容は「長い距離を走りこまなくても、ミトコンドリアの量を増やせば持久力のパフォーマンスは上がる」というものです。
短時間の高強度トレーニングとして「30秒間の全力走を4~7回、間隔は4分で、その間は足を止めてしまってもかまわない」と紹介されていました。
このほかにも、あまり走りこまなくても持久力をアップさせることが出来るという研究結果が各国で発表されているそうです。
結論としては「ロング走をしなくても工夫さえすれば30km、35kmの壁を突破出来る」ということになりますが、これはロング走自体を否定している訳ではありません。
今回の私は30kmどころか25kmで壁が来てしまいましたが、これは練習での最長距離が21kmだったことと無関係ではないと思います。
前編でも触れましたが、30km過ぎた辺りですねや足裏など、普段傷めたことがない場所まで痛み出しましたが、走り終わってからはそれらの痛みは消え、その後も全く問題なく走れています。
これは岩本理論でいうところの「そんな辛いことはやめなさい」という脳からの命令だったのかもしれません。
こういう事態が起こらないためにも、私の場合はやはりロング走は必要かなと感じました。
今回の反省を踏まえて、1月の千葉マリンは現地までジョグで行ってからレースに挑もうと思います。
あ~~、テーマ①までしか書けなかった(汗)
次回「テーマ②ビルドアップとTTの違い」について書きたいと思います。
お楽しみに~♪