私はヤッソ800の信奉者である。理由は二つある。

一つは、ヤッソ800をやり始めてから、明らかにスピード（スピード持久力）がついたからである。何がどう変わったと具体的に言えないのだが、とにかく、以前よりも速いスピードで楽に走れるようになった。ただ、これは全てのインターバル・トレーニングに当てはまることと考えられる。別にヤッソ800でなくても良い。

ヤッソ800ならではのことがもう一つの理由だ。「レースの目標タイムの設定」がドンピシャなのである。

かなり前にご紹介した『遥かなるセントラルパーク』の中で、私の心に残っている一節がある。

「いつだってランナーをつぶすのはペースなんだ。決して距離じゃない。」

その通りだ。レースの成否はペース配分にある。Forerunnerがあれば、周りのペースに惑わされること無く、また、距離表示が間違っていても、きちんとペースを刻んでいくことができる。問題は、どのくらいのペースで走るかだ。ここで、目標タイムの設定が重要となってくる。先日の手賀沼エコマラソンでは、私はヤッソ800を用いて目標タイムを設定した。

目標レースがハーフマラソンだったので、私は勝手に「ヤッソ800ハーフ」と称して、本来10セットやるべきところを5セットで切り上げた。そのときの平均タイムが3分～3分5秒。この値から、ハーフマラソンの目標タイムは1時間30分～1時間32分30秒と計算できる。果たして結果は、グロス：1時間32分37秒、ネット：1時間30分29秒であった。恐ろしいくらい一致している。かくして、私はヤッソ800信奉者となったのである。

そして、今日は、ヤッソ800（フル）を実施した。結果は、3分5秒、7秒、12秒、11秒、13秒、6秒、4秒、5秒、7秒、0秒。最低でも3分13秒、フルの目標タイムは3時間13分になる。これは、いくらヤッソ800信奉者でもにわかには信じがたい。今日は、つなぎを3分30秒に設定したため、休みすぎたのかもしれない。もう少し、回数を重ねる必要がありそうだ。

今日は、日の出のときは、おどろおどろしい朝焼けであった（写真）が、すぐに晴れて、とても良い天気になった。明日、明後日と大きなレースがあるので、是非良いコンディションになることを祈っている。今朝見た日本の天気予報では明後日（23日）は午前中雨の予報だったが、ほぼ同じ頃の米軍の天気予報では「関東地方は晴」と言っていた。米軍の天気予報が当たるといいな。（ちなみに、米軍の天気予報によると、明日（22日）は「関東地方はところによりにわか雨」とのこと。暑いよりは良いコンディションになるかもしれませんね）。