「ありがとう」の話 その1
ゆるジョグのつもりだったけど、今朝は暖かかかったので3㎞過ぎからそこそこのリズムで走れた。このまま春!とはいかないだろうけど、せめて日曜日は走りやすい天気になるといいな。東京マラソン――過去4回はランナーとして十分楽しませてもらったので、今回は「ありがとう」の気持ちを込めて、初めてボランティアで参加する予定。それはそれでとっても楽しみ! 参加の皆さん、ふぁいとです!
私は「ありがとう」という言葉が好き。私にとって東京マラソンといえば、「ありがとう」なんだよな~って思っていたら、今日、たまたま仕事の資料で読んでる本の中に、こんな詩を身つけた。
「ありがとう」
ないしょのことだけど、僕は地震の後
心の中でお礼を言う癖がついている。
ありがとう、朝が来る空
ありがとう、いつもと同じすずめ
それから根っこのたくましそうな木
ゆっくり歩いている猫
みんな一緒で嬉しい
また世界のどこかに、日本のどこかに
大きな地震が来るかもしれない
思いだすとドキドキして本当に怖いけど
負けないで、いろんなこと忘れないで
頑張るからね
僕の子供の、ずうっと先まで
いつまでも忘れないでいられるように
実はこれ、阪神大震災の震災遺児で小学5年の男児が書いた詩なのだそう。すごく怖い思いをしたんだろうに、彼の心には今、穏やかな日常とか、ありのままの自然に感謝する気持ちや優しさが溢れているんだなあ。
阪神大震災が起きたのは、私がアメリカに留学して7カ月ほどのこと。語学学校の同級生の中に神戸出身の18歳の女の子がいて、彼女を囲んで仲間たちで懸命に励ましたことを思い出す。数日後に家族の無事が判明したとき、「みんな、ありがとう」って流れた、彼女の嬉し涙が忘れらない。あの時のように、今現在、救助作業が続いているニュージランドから、よいニュースが届くことを心から祈りたい。