2度目のDNF
風邪の影響で膝腰痛、貧血で走るか?やめるか?前日まで悩んだ。
走りたい気持ちは誰よりも強く持っていたけど、一緒に走るラン友達に余計な心配もかけたくないし、当日の天候次第で決めようと会場に向かう。
天候は雨上がりそして気温もマラソン適温、会場の雰囲気にテンションも上がり、「これなら走れると」とライバルとスタートラインに並ぶ。
号砲でライバルと併走してスタート、しかし500mも走らないのに、貧血がでてきた。夢の中で走ってるようだ。
それ程速いラップではなかったけど、ライバルと離れもっとゆっくり走る事にした。
いつもの燃えるような気力が出てこない。とにかくいつも応援してくれてる友人のいる3K地点まで走ろうと意識を強く持つ。
友人の所まで走りここでやめようかと思ったけど、ここまで走り、汗をかいたので、呼吸も少し楽になり貧血も落ち着いてきたので、ここまで走れたのだから、8.5K地点の第一関門までは走ろうとキロ6分くらいで走る。
8.5K地点まで走ってきたら、もしかしたらいつも応援してくれる85歳の叔母が今年もいるかもしれないともう少し先の9.5K地点を目指す。
(叔母には風邪で走れないかもしれないと言っていたので、居る可能性は少なかったのだが)案の定叔母はいなかったけど、ここまで走れたら回収バスに乗らなくっていい25K地点まで走れるんじゃないかと思えるようになった。
いわきサンシャインの魅力と誘惑はここに落とし穴があります。
25K地点がゴール地点なので此処まで走ればあの惨めな回収バスに乗らなくっていいので、
(僕は以前1度だけかすみがうらで経験その時は季節外れの寒さで低体温になり19K地点でリタイア)
目標は完走から25K地点までと気が楽になり、仲間のランナーとスライドできる海岸コース、ここを走ると津波で亡くなった友人と第1回いわきサンシャイン前に何度も試走した事を思い出し涙がでてくる。
ことしもその場所に来た時涙がでてきた。去年も一昨年もライバルと併走してたけど、今年は一人だし、風邪で気持ちが弱くなっていたので、
泣くと風邪の影響で鼻水も一緒にでてくる。
江名港の大応援を過ぎた頃から腕、指先に痙攣がでてきた。2週間前の勝田ではゴールまで痙攣はでなかったのに、左右のふくろはぎが攣りそうになってきた。20K地点からは歩きと走りを繰り返す。
三崎公園の坂は殆ど歩き、エイドで苺やブルーベリーを食べてあと4Kと心に言い聞かせ25K地点まで目指す。途中でここまで走れたのだから完走目指すと少しだけ迷ったけど、その時の自分にその力は残ってなく、
いわきサンシャイン2度目の途中棄権。
更衣室でかずくんと合流、仲間のゴールシーンを見ることなく、急ぎ自宅へ帰り、風呂に入り風邪薬を飲んでベッドへ
一晩ぐっすり眠ったけど、勝田フル後あまり痛くならなかった筋肉痛が今朝は初フルを走った後のように痛い。
今回は地元だったので少し無理もしたけど、体調の悪い時はもう走らない。マラソンはそんな甘いものじゃない、マラソンは走るだけじゃなく、その日に体調を整えるのもマラソンだ、今以上に健康に気を付け、
もう1度自信を取り戻したい。