甘くなかった東京マラソン
2週間前に峠走の下りで右膝を痛め、そこからはほとんど走れず、完治しないまま迎えた東京マラソン。
階段の下りでまだ違和感がある状態でしたが、とりあえず痛みは引いていたので、最初の5kmをキロ4分で、あとは様子を見ながら走ることにしました。
いざスタート!
なんとなく違和感は残るものの、走っていて痛みはない。
う~ん、なんだか行けそうな気がするー(笑)
市ヶ谷で応援団から元気をもらい、そのままペースを変えずに走り続ける。
日比谷を曲がってしばらくすると、トップ選手達が折り返してきた。
皇帝ゲブレシラシエの生の走りを見て感動!(嬉)
その後も川内選手を始め、日本のトップランナー達も姿を見せる。
いや~これが東京マラソンの醍醐味。高い参加費を払うだけの価値はあります。
右手にtravel-dbの旗が見えたので、近くに寄ってハイタッチ!
応援団からは本当に元気を貰えます。
品川で折り返して、ここからはミカエルが応援する番です。
センター側に寄ってdbTシャツを探すが、今年の東京マラソンの参加賞も黄色いTシャツだったため、なかなか見つけにくい(汗)
それでも何人かの人とエール交換ができ、ハーフ地点へ。
ハーフ地点でタイムを見ると、サブ2:50から2分近いオーバー。
まずまずの走りだが、この時点で脚がかなり重い(汗)
今日は予報では北西の風が吹いているとのことだったので、浅草の雷門まで何とかこのペースを維持して、折り返してからペースを上げる作戦へ。
ここでもトップランナーの走りを間近で見られます。
トップはハイレと知らない黒人。しばらくすると日本人の集団が・・・ん??川内選手がいない。
集団からかなり遅れて川内選手が来た。かなり辛そう。。。
さあいよいよ雷門へ!沿道の声援も凄いです。
ここから向かい風に乗ってピュ~んと・・・行かない(汗)
ペースを上げるどころかどんどんペースが落ちてくる(焦)
完全に脚が止まってしまい、キロ5分ぐらいで走っていたところをサブスリーのペースメーカーに抜かれてしまう(汗)
と、そこへハイバリーさんが!?
「頑張ってサブスリーのペースメーカーについて行きましょう!」
ハイバリーさんは脚が攣っているとのことでしたが、なんとか二人でペースメーカーに喰らいつく。
しかし、気持ちだけで走れるほど、マラソンは甘くありません。
ついて行くどころか、どんどん離されていく(悲)
そして35km以降は脚に全く力が入らず、片足で着地できなくなってしまいました。
歩くようなスピードで走っているところを、次々とdb軍団に抜かれていきます。
皆さんの背中を押してあげたいが、もはやそんな力も残っていませんでした。
応援団もなかなかやってこない私を心配していたとのことでした。
なんだか情けなくて涙が出そうになりましたが、最後まで諦めずに、歩くようなスピードで走り続けました。
そしてゴールへ。
ベストな走りではありませんでしたが、最後まで力を抜かずに走り続けられたことで、ゴールした瞬間は充実感いっぱいで嬉しくなりました。
応援してくれた方々や一緒に走る仲間達がいるからこそ、諦めずに完走できたのだと思います。
今シーズン最後のレースで結果を出すことはできませんでしたが、この悔しい気持ちと感謝の気持ちを忘れずに、来シーズンは皆さんを感動させられるような力強い走りをしたいと思います。
寒い中応援していただいた皆さん、ありがとうございました!
完走メダルは皆さんからのプレゼントだと思って大切にしまっておきます。
参加された皆さん、PB出された人もそうでない人も、旗を持って走っちゃった人もお疲れ様でした!