ナビゲーション講習会
今日は楽しみにしていた「ナビゲーション講習会」(^-^)v 山に行き、トレイルランしたいのなら、「コンパスを使った地図読み」は必須!! と何度もいろんな人から聞いていた。コンパスってどう使うの?地図読みってそんなに難しいの?というまったくの初心者レベル。
今日の講師は、田中正人さん。第1回ハセツネ優勝者で、アドベンチャーレースにおける国内第一人者、らしい。って実は、お会いするまで、どんな方か知らなかったが、すごい人らしい(^-^; お会いすると、どこかで見たような方だった。
まずは、2時間ほど座学。
地図読みで行うこと
1) 地図を使い、ルートをプランニング(先読みしてから進む)
2) ルートの維持(イメージの確認)
3) 現在地の確認
の繰り返し。悪い例は、好き勝手に進んでから地図を見ること(迷子になりやすい)。
地図から読みとること
1) ピーク ○をまず探す。
2) 尾根 ピークから張り出しているところ
3) 谷 ピークに向かってへこんでいるところ(人の指のように、尾根、谷、尾根、谷と続く)
4) 鞍部 ピークとピークの間/尾根線上の低いところ
5) 傾斜 緩斜面と急斜面、急斜面は色が濃い(近づかない)
日本の山は傾斜のきつい山が多いので、尾根線上を進むことが多い。
2D(地図)←→3D(実際)をイメージ化する。
*整地:コンパスの磁北線と、地図上の磁北線を合わせること。
*「磁北線」磁石は真北を指していなくて、少しずれている。赤道上だと一致しているが、北極、南極に近づくにつれ、かなりずれる。(日本で7°くらい?)
整地をしてすること
1) サムリーディング(thumb reading):親指の爪で 、常に地図の現在地を押さえておくこと。ベテランになると、歩くにつれて、自然に親指が動く(そうです。笑)
「午後からの実習中は、押さえてなかったら、スタッフが注意しますからね。」と念を押された(^-^;
2) 進行方向を、体の正面に向けて、整地する。コンパスの針は動かないので、地図をカーナビの地図のように、くるくる回すことになる。
3) 親指で押さえられるように、地図はどんどん折っていく。ただし、遠くの景色と地図を見比べる(山など)。
4) 道が、地図通りでない可能性はあるが、地形、送電線はあまり変わることはない。
午後から、実地練習。京都工業繊維大学(街中)→曼殊院→山に入り東に向かった後、北に向かう→「八瀬比叡山口」駅
途中、地図には、わざと無い道が書いてあります。トレイルに沿って進むと、予定通り進んでいないことに気づかなければなりません。以前あった道が今は使われていなくて、巻き道がついていることに気づかなければなりません。(巻き道に入る道は割と狭かった)
次に、オレンジの線が引いてないところを進みます。完全に等高線だけを頼りに、そして今回の場合は、送電線も頼りにして進みます。
最後に、またオレンジの線に入ります。これは田中さんが引いた線なのですが、完全なオフトレイルです。落ち葉で一杯のゆるい傾斜を上ったり、ずずずっと降りていったり、傾斜の真ん中、同じ高度上を横に進んだり(トラバースtraverse)します。道はありません(^^; 楽しかった♪ そして、「神社」に到着~。神社があるということは村に近くて、村に降りる道が必ずあるということです。
10~16時の予定が、17:30頃までスタッフの皆さんには、おつきあいしていただきました。
おかげさまで、翌日、走ったときには、周りの景色を見て、これを2Dの地形図に表してみると、今は谷を走っているんだな、とか考えられるようになりました♪
まずは近所の1/25000の地図を買ってきて、コンパス当てて、うろうろしてみたいなと思っています。「ロゲイニング」にも参加してみたいです。
*310XTをもっていき、高度を確認しながら進んだのですが(本当の高度計より、少し不正確なことがあります。補正がないので)、スタートボタンを押すのを忘れていたので、軌跡は途中からです。