八ヶ岳 赤岳〜権現岳縦走
八ヶ岳縦走。美しの森〜県境尾根〜赤岳〜権現岳〜三ツ頭〜天女山〜美しの森。総距離21km。獲得標高2000mほど。赤岳の一般ルートのうち県境尾根は初めて辿る。標高2600m以降は急峻な鎖場、梯子の連続となるが並行して走る真教寺に比べるといくらかは登りやすかった。美しの森から休憩込みで3時間30分ほどで登り切る。
スタート時はピーカンの快晴であったが、台風の影響からか途中からガスがかかり始め赤岳山頂は視界ゼロ。権現岳に向かっての急降下は途中から不安定なガレ場が連続。以前は問題なく降りていたが、やはり歳をとると平衡感覚の衰えからかスリップしたりヒヤッとする場面も多かった。キレット小屋を過ぎたあたりから雨も降り出すも雷の方は大丈夫だったのでそのまま権現岳に向かう。ツルネ周辺はコマクサ群生地があるのだがすでに終わっていて数株が残っていただけ。最後の61段のゲンジ梯子を登りきり権現岳到着。しばらくすると一気にガスが抜けて赤岳や野辺山方面の大展望が開ける。とりわけここから対峙する赤岳の素晴らしさ!いつものように山頂の狭い岩の上に登ったが、へっぴりごしで満足に立ち上がれず。以前なら平気で上がれたのに・・。それはそうと台風の影響からか雲の流れも早く、その眺めを見ているだけで満たされた気分に。しかし陽がさすとと強烈な紫外線が肌を突き刺す。三ツ頭でのんびり遅いランチタイムをと思ったのだが暑くて早々に樹林帯に逃げ込む。三ツ頭から1時間少々で天女山まで快適なトレイルを駆け降りる。天女山からはロードを通らず八ヶ岳横断歩道(トレイル)を辿るが、結構登りも多くきつかった。周回で10時間ほど(休憩抜きで8時間30分ほど)長引いていた風邪症状もやっと抜けきりそこそこ頑張ることができた。