大雪山ウルトラトレイル110キロコース2
大雪山ウルトラトレイル110キロコース2日目は、大雪山旭岳のふもと旭ヶ丘から、旭岳の山麓を忠別湖まで反時計回りに廻る林道を中心とした38キロのコース。
ところが・・
痛めた膝の状態がきのうよりさらに悪くなっており、 平地でさえ走れない。
あっという間に他の選手は遠ざかって見えなくなり、スイーパーさんと二人旅になった。
全く走らず全部歩いたとしても、制限時間の10時間内にはゴールできる可能性は十分あったものの、トレランのレースとしては走るのが本来の姿。
トレッキングならいざ知らず、走ることのできないランナーは、レースからは潔く身を引くべきではないかと思い、 10キロ地点愛山峡温泉のエイドステーションでリタイアを告げた。
110キロを走り切ることはできなかったが、これが今の自分の実力である。
素直に受け止めたいと思う。
しかし1日目、体力的にも精神的にもぎりぎり追い詰められたところから、もうひと踏ん張りもふた踏ん張りもできた、ということは得難い経験であった。
レースを支えてくれた数多くのスタッフの皆さん、応援してくれた友人たち、そして快く送り出してくれた家族に心より感謝したい。