奈良マラソン撃沈!
ななみ父さん、湘南オヤジさんと同じ旅館に前泊。夕方からカフェイン抜きは守れたが、アルコール禁は守れず。水分補給はOS-1で行っていたせいか、夜間の尿がましだった。
朝は旅館の方にお願いし、切り餅を2人前温めてもらえた。8時までに7個食べるのは、結構大変だった。
出走はDブロック。あらかじめ転送しておいたWorkoutメニューを選び、スタートラインを越えたときにスタートボタンを押した。「ペース表」と睨めっこしながら目標ペース内に収まるように慎重に進んで行った。最初の5kmが予定よりやや速かったがまずまず。5km毎に残り距離がカウントダウン形式で表示されるのも解りやすかった。
15km過ぎ、白川ダムに向かう長い登り坂の途中で大集団に抜かされた。4時間のペースメーカに続く一団だった。集団に着いて行こうかどうか迷ったが、ペースも一応は目標範囲内だったので、なんとなく集団に混じって走った。
OS-1粉末は3gずつを、薬の分包器で詰めてもらったものを持っていたが、袋がなかなか破りにくく、手間取っている間にペースメーカ集団から離れた。20kmを過ぎると下りも手伝って少しペースが速くなった。ペースメーカに一時追いつけるが、ペースメーカのペースがかなり速い。他のランナーさんからも「ペースメーカ速っ!」の声が上がっていた。
しばらくペースメーカの姿が見えなくなっていたが、天理で折り返した後しばらくすると再び前方にペースメーカが見えてきた。少しずつ近づいて併走、その後思い切って抜いてみた。大丈夫かな?と思っていたが、登りになると知らない間にペースメーカに抜かされていた。
30km地点は目標ペースよりやや遅れて無事通過。白川ダムの登りも無事終了し、しばらく下る。昨年は往路と同様に国道169まで出て、緩やかな坂を延々と登るコースだったが、今年は県道に沿って山間部を進むようなコースに変更されていた。30kmを過ぎても何とか目標ペースは保てた。
35kmカフェイン入りショッツ投入の予定が、カフェイン入りものがどうしても見つからない。仕方がないので通常のものを投入した。カフェイン入りが摂れなかったためではないと思うが、35kmを過ぎると急に脚全体が痛くなり、ペースが保てなくなった。後で調べるとちょうどこのあたりが今回コースの最大の難所とされる「デイリーヤマザキの坂」に一致していた。両膝の外側付近を中心に、何処とははっきり解らないがとにかく痛い。少し立ち止って歩いてみたり、芍薬甘草湯やウィグライプロを飲んだりしてみたが痛みは楽にならなかった。
県道で回りに民家も多いため声援も多い。ナンバーカードに書かれた「すぎょりん」を見て声をかけてくれる人もいる。読みにくいらしく「すぎりょん」「すぎやん」等いろいろなバリエーションがあった。嬉しいが、脚が痛くて顔が苦痛にゆがんでおり、手を振って「ありがとう」と言うのがやっとだった。40kmまでがとにかく遠く、ガーミンまでがLow Batteryの悲鳴を上げ始める。DNFという言葉ががちらっとよぎった。
40km、距離は前回の経験からあと2.5kmくらい。Workoutではあと2.6kmに設定していた。40km地点でのタイムは3時間50分くらい。脚の痛みをこらえながら頑張ろうとするが、ペースは㌔7分が精一杯だった。鴻池陸上競技場までがやはり遠かった。競技場に到着、トラックに向かう直前「すぎょんさん!」の声援!この人はちゃんと名前を呼んでくれてるわ~と感心していると、アラフォーさんだった。4時間ちょっと前くらいから待っていてくれたとのことで、大感激。ゴール後電池残量を確認しようとベゼルをタップしても反応せず、リセットした。リセットの電池残量は0%と表示された。
湘南さん失踪未遂事件も無事解決。宿でお風呂を頂いた後、しげ坊さん、アラフォーさんも一緒に打ち上げ。ガーミンの画面はいつの間にか消えていた。今回こそサブフォーと思っていたが惨敗。今後に多くの課題を残す結果となった。