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風が強く吹いている

今日はせっかくの秋雨の晴れ間なのに、都合があり、走る時間が取れない。ランニング関連は、各地の大会で頑張っていらっしゃるユーザーの皆様を遠くから応援するに留め、今日は映画の話を少々。といっても、ランニングの映画なのだが。

先日、パートナーと一緒に「風が強く吹いている」の試写会に行ってきた。

ある大学の素人の寄せ集めに等しい陸上部が箱根駅伝を目指す話である。少しでもランニングをされたことがある方なら「あまりにも非現実的だ」と思うだろう。真剣に箱根駅伝を目指したことがある方は「そんな甘いもんじゃない!」と怒り出すかもしれない。しかし、見ているうちに「そんなことはどうでもいいや」と思えるくらい引き込まれていく。むしろ、ランニングをしているから余計に引き込まれる。いつの間にか、応援している自分に気付く。「世界の中心で、愛をさけぶ」ではウルッとも来なかった自分が、あるシーンでは涙を流さんばかりになっている。

原作は、三浦しをんさんの同題の小説。本の場合、各登場人物のランニングフォームは、読者それぞれがイメージする。速そうな人は速そうなフォームを、そうでない人はそれなりのフォームを、頭に描く。一方、映画の場合は、それが与えられる。もしランニングフォームがひどいものなら、観客は一気に興醒めしてしまう。しかし、俊足のカケル役の林遣都君のランニングフォームは素晴らしい。「ああ、俺もあんなふうにかっこよく走りたいな」と思わせる美しい走りが、映画にリアリティをもたせる。

ネタばれするといけないので、これ以上は書かないが、お勧めである。特にランニングをされている方に。

※そうそう、特別出演の和久井映見がどこに出ているか分かった人はかなりの和久井映見ファンと言えるだろう。

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