ハリーさん、きょんこさん、そしてTravel-db全てのランナーの皆様へ(写真追加)
ボストンマラソンから1週間経ちました。
未だにボストン滞在は夢だったのではないかと思います。
今日現地の友人から来た情報ではボストンは冷たい雨!気温は5°との事です。
恨めしく思いますが、これも自然、、、何があってもマラソンです。
中々気持ちの整理を付けるのに時間も掛かりましたが、ランナーの方々が避けて通れない熱中症、脱水症になった時の備忘録を記しましたので何かの参考にしていただきたい思いで書きました。
そして一言もう一度感謝の気持ちを述べさしてください。
倒れた直後は記憶も曖昧でしたが、整理しておきます。
ゴール後に合計4度倒れました。
1度目はゴール直後。
ちょうどそばにいた日本人の方に足を延ばしてもらいましたが、治らずボランティアの方を呼んで頂きました。
ボランティアの方とランナー達に車椅子に載せて頂きメディカルセンターへ。
寝ながら給水を採りました。
メディカルセンターの中で激しい痙攣と嘔吐があった為先生がいるメディカルセンターに車椅子で移動して再診。
ここで30分程横になりながら給水を採って、だいぶ楽になったので、自力でホテルを目指しました。
(これが失敗でした。ここでもっと症状をしっかり伝えられて、点滴が必要だと伝えれば良かったです)
ゆっくり歩きながらFinishメダルを受け取りました、、、がここで両足が攣りまたダウン!
車椅子を進められましたが、今メディカルセンターから戻ったことを伝え、道路の端でしばし寝転がって、ホテルに向かいました。
(ここでも無理しました)
ホテルに向かう途中に激しい吐き気でバス停でダウン、、、ここでは周りの人は誰も僕の様子には気が付かず)
暫し休んで、普通に歩けば後2〜3分でホテル横のプルデンシャルタワーですが、深呼吸しながら10分ぐらいかけて歩きました。
プルデンシャルからホテルは2Fで繋がっている近道です。
ここからホテルのコンコースに出たところで前の方にハリーさんときょんこさんの姿が、、、!
お二人の姿を見た途端今までの気力が全て切れてしまい、ダウンと共に強烈な全身の痙攣!
ハリーさんに甘えて足を押してもらい、たまたま通りかかったランナーでありドクターの方の適切な治療と、きょんこさんの母親の様な対応。
最初に倒れた時からここまで、意識はしっかりしていたので自分では大丈夫だと過信してしましました。
救急車を呼ぶと言うハリーさんにまるで駄々っ子の様に部屋に帰るを繰り返す僕、、、!
本当にすみませんでした。
素直に従っていなければ本当に命を落としていたかもしれません。
あの状態でもまだ、過信と恥じらいがあったのです。
でも救急車に乗った瞬間!
本当に気が楽になりました。
ボストンのTufts メディカルセンターと言う病院に搬送されたのですが、先生の適切な処置とハリーさん、きょんこさんの助言と通訳で身体も心も楽になりました。
点滴を受けていると気が付くと眠ってしまったようです。
横にいたはずのハリーさんもきょんこさんもいません。
起きると先ほどまでの異常が嘘の様に楽になり、
Finishers Partyから戻って来てくれたハリーさんにまたもや駄々っ子の様に退院のお願い!
しかし、腎臓の数値が高く退院は認められず、ハリーさんときょんこさんも翌日の移動の為にホテルへ戻られました。
そこからは一人でひたすら点滴を受けながら、数時間おきに心電図、腎臓の検査。
明け方にようやく腎臓の数値が下がって来たので早朝でしたが、退院出来ました。
本来であればもう一日入院のところですが、帰国も迫っていたので、誓約書にサインをしての退院となりました。
病院の先生、僕の拙い英語に必死で答えてくれた看護婦の方々、本当に感謝しています。
ボストン在住の知人、今回知り合った方々、有難うございました。
そして、ハリーさん、きょんこさん本当に僕を助けてくれて有り難うございました。
お蔭様でこのBlogをまた書けています。
我儘で、駄々っ子な僕を最後まで見舞ってくれて感謝が尽きません。
今日このBlogを書いておかないと会った時にボロボロになりそうなのでここで感謝の言葉を書きました。
ランナーの皆様
Runningも真剣に走れば危険が伴います。
死と隣り合わせと言っても過言では有りません。
くれぐれも体の声に耳を傾けながら楽しんで走り続けてください。
駄文にお付き合いくださいまして有り難うございます。
皆様、有り難うございました。
また次の目標に向けて走り出します。