丹沢・塔ノ岳
好天が約束されていた今日、思い立って塔ノ岳を登って来ました。
ところがどっこい1000m以上は終始雲の中。
展望皆無の登山となりました。
遠景が見えないので、近景中心の山登り。
登路の鍋割山稜は30年前と大して変っていなかったけれど、塔ノ岳への稜線はシカの食害で様変わりしていました。
シカ用の植生保護柵の内側は、笹などが腰丈まで生えているのに、保護されていない外側はまるで公園状態。
笹が刈りこまれたように短く、裸地化した部分も。
毒があるのでシカが食べないアセビ(漢字では馬酔木と書く)がやたらに増えて、ブナやミズナラなど高い木の様子は昔と変わらないものの、景観的には一変していた。
登山者はすごく多いけれど、皆さんこの問題をどの程度認識しているのかどうか・・・
丹沢の行く末が気になります。