快晴無風の東京マラソン。

初めて東京の街中を疾走する快感はこの上なし。

マラソンは記録だけじゃないんだな、と初めて実感。

走る楽しさがようやくわかりかけてきたのかもしれない。

・準備室～スタートまで

ワシントンホテルの準備室はほんとにありがたい。温かいし、仲間と会えてリラックスできる。

しかし、外に出てゲート、荷物預け、スタート地点に行くまでが長く、着いても1時間の待機時間は、寒いし退屈だし、1時間以上の時間に感じた。

・スタート～10㎞

序盤は筋肉が冷えて固まっていたのでぎくしゃくした走り。坂の下りが多いので、キロ5未満で走っているが、どちらかと言うと少し無理な感じ。竹橋あたりにきてようやく身体がほぐれてきた。

・10～20㎞

今回、一番調子良く、集中できた区間。キロ5前後のスピードが全く苦にならない。これは練習はもちろん、レースでも全く経験したことがない。芝公園の往路、復路の声援に力をもらう。

・20～30㎞

銀座、日本橋、浅草までの往路はまだまだ元気。しかし、浅草を折り返し30kmに達したあたりから急に疲労感が増してきた。左ふくらはぎがこわばって、いつダメになるかと不安感一杯。

・30～40㎞

復路の銀座は往路とは違って全く余裕なく、人垣の声援も耳に入らない。35㎞から先はラップが30秒ほど落ち、どう頑張っても5:20台がやっと。橋の登りが入るとどうしても5：30を越してしまう。

豊洲のフラットな道は、応援もあり、比較的気分良く盛り返したが、残り3キロで、キロ5未満で走らないとPB更新は無理とわかり、気持ちが切れた。

・40～42.195㎞

残り2㎞は淡々とゴールを目指す。特にスパートするでもなく、ネット3:41:59でゴール。

振り返って、序盤から34㎞まで5:10を切るペースで気持ちよく走れたのがなんといっても収穫。

終盤の失速は覚悟の上だったので、全く悔いはなし。

PBはならなかったが、記録以上のものを得た実感がある。