JUFUちゃんと北山トレイル
京都出張のJIFUちゃんをお迎えして、北山トレイル。当日朝になっても雨が降っていて、心配だったが家を出るくらいの時間になるとすっきりと晴れ、京都に着いた頃には、熱いくらいの陽射しになった。実は、mantomanさんの晴れ男としての実力は、相当なものらしい。
JIFUちゃん、WAKAちゃん、mantomanさん、私の4名で出町柳駅前を出発。今回は、ルナサンダルでトレイルを走るとどうなるかを試してみることにした。また、mantomanさん御提供のコースマップをあらかじめ910XTにダウンロードし、ナビゲーションにも初挑戦。
最初のロード部分は、かなり暑く、たちまち汗だくに。6km程走ると、住宅街の奥がトレイルの入り口になっていた。 トレイルに入ると急に涼しくて快適になった。ルナサンダルでも、特に問題がなかった。しかし、檄下りになると足とサンダルがまったく別物として動き、分離しそうになるところを鼻緒一本だけでつないでいる感じとなり、ビブラムKSOに履き替えた。
このコース、上りはかなり厳しく、登山と言った方が良いくらいだったが、下りは尾根道や、山肌にノミで彫りこんだようなシングルトラックがあり、思わず歓声をあげたくなるような気持ちの良いところがあった。
910XTのコース地図は、自分の進行方向に応じて向きが変り。まるでカーナビ画面のような感覚で、非常に役立った。コースを外れるとOFF COURSEが表示され、コースに戻るとCOURSE FOUNDが表示された。ただ、私の910XTでは時々画面に何も表示されなくなり、電源スイッチを入れざるを得なくなる現象が何度も起きた。衛星捕捉に非常に時間がかかり、屋内で使用しますかと聞いてきたり、前回使用時から何百キロも移動したかとか、今日の日付はこれで良いか等も聞いてきた。一度はLocating Sattelitesの画面が405と同じ横向きバーに変ったこともあった。
ゴールに近づい来た下りで、mantomanさんと共にコースを外れた。三角形の頂点から本来のコースとは別の辺を進んでいるような方向に進んでいることが解った。頂点までいったん戻るのが定石だろうが、地図状では距離が非常に短く見えたので、「底辺」を進むことにした。進んでいくと段々斜面の傾斜がキツくなり、とうとう絶対に立っておれないくらいの傾斜になった。回りの細い木を掴みながら滑り落ちていくと、V字状の谷底に出た。切り倒された木が無数にあり、地面は深さ10cmくらいの杉の枝だった。食料も水も残っておらず、「遭難」という言葉がちらっとよぎった。谷底から対面の斜面を這い登っていると、上に平らなコースらしいものが見えた。コースに復帰しゴール方向である「鞍馬」の標識を見たときには、涙が出そうになる程嬉しかった。
ゴールに向けては基本的に下りだが、石ころだらけの沢を進むような状態で、ほとんど歩いた。ゴール地点でJIFUちゃん、WAKAちゃんと合流、「くらま温泉」で露天風呂を頂き、ヨットレースの後掛け付けてくれた、ななみ父さんと合流、四条烏丸(?)の居酒屋さんで打ち上げ。焼き魚がとてもおいしかった。