フルPB(はが路ふれあい)
今年8度目のフルマラソン参加、去年は10KからフルまでPBを出せたが、今年はまだ1度も出してない。
2,3日前まではいつも一緒に走ってくれるかず君(笠間ハーフを彼女と参戦)もいないし、ライバルもラン友と千葉のトレイルに行って参加してないし、どうしよう?いつものようにファンランしようか、それとも今年最後のフルに自己ベスト挑戦するか迷っていた。
此処はが路地元のポルコさんが「けんさんどんな風に走る?」と前日連絡をくれたので、「今年はサブ4はしてるけど、3時間50分が切れていない、それなのに3時間40分を切りたい、って言うのは無茶だと思うけど、ライバル女史に勝ちたい!だから少なくともベスト更新、そして3時間40分切りを目標に頑張る。
ポルコさんとの電話で心は決まった!
当初はフルではかなわないがハーフでは互角のN女史も走るので、
50m後をストーカー作戦で走るのもありかなと思っていたけど、
彼女はスタートからK5分を切って走る。僕にはそれは出来ない!
10K過ぎからだったら徐々にスピードを上げられるが、最初から
は無理、だから最初から10KまではK5分20秒、そして徐々に5分まで上げていくネガティブランナー作戦でとポルコさんに言うと、
流石サブ3ランナーの彼はペースメーカーも超一流!できちりと
ペースを刻んでくれる。苦しい時は彼の後ろで彼のシューズを見ながら走る。16K地点で二人トイレに入るのも計算づく、
ハーフ通過タイムが1時間52分ジャスト
これはまずい、40K過ぎの上り坂を考えると2分遅い、
単純計算だと3時間44分(これだとライバル女史のベストタイムに2~3分届かない)、後半何処まで上げて行けるか?
僕は時計を見ないでただポルコさんのシューズを見ながら追いかける、
前半抜かれてばかりだったけど、後半は圧倒的に抜いていける。
これは案外疲れを忘れさせてくれる。
でも35K過ぎ辺りから足が前に進まない。ここは恥ずかしさを忘れて
自分自身に大きな声で「ファイト!」と叫ぶ。これも馬鹿にしたもんじゃない。これも高校時代の部活を思い出し元気が出る(ほんの2,3分だが)そしたらまた「ファイト!」と自分に喝を入れる。
40K過ぎの上り坂は歩きたかったけど、そこはあのライバル女史の悔しがる顔を想像して走る。結局僕には一番の励ましと力になる。
(なんといやらしいおとこ!)
頭のなかでそれだけを考えて走る競技場まで時計を見ずただただポルコさんをおいかける。
ゴール!
やった~~~ライバルに勝ったかどうかはわからないけど、自己ベストを6分縮めた。それだけでも嬉しさがこみ上げてきた。
涙はでなかったけど、目頭が熱くなるのを感じた。
ファンランしなくって良かった。ファンランは走ってる時は楽しいけど、ゴールした時のこの感激を味わう事は出来ない。
65歳にしてのフルベスト。
新しい目標(前からの目標でもあったが)3時間40分切り
トイレ問題を解決できれば達成も夢ではない。
来年また頑張る!
最後に友達の力は大きい、ポルコさん本当にありがとう!
記録 3時間40分50秒
ネット 3時間40分37秒
ハーフ通過1時間52分00秒