のぶたん さんのランブロ

今後の予定

自己ベスト

STY-2

ともかく制限ぎりぎりの時間で来ているので、この15kmは一度も立ち止まることなく歩き続け、2:32にA10本栖湖にin。

30分弱の余裕があったので、A8以来初めて腰をおろして休憩。

甘い食物はもう食傷気味なので、暖かいコンソメスープとパンの餡を除いた部分がうまい。

ヘッドランプは相変わらずついたり消えたり、ハンドライトも電池が弱ってきたが電池交換の時間はなく、閉門5分前にA10 を出た。

ここでもMJ,MANAMINの応援が心強かった。

本栖湖外周のパノラマ台への登り。

次第にランプの光が弱ってくる。あと1時間もすれば明るくなるのだが・・

ずっと緊張感最高のため、未明の時間帯のはずなのに、まったく眠気は感じない。

脚がつらないように慎重に歩を運ぶのみ。

満天の星空がいつの間にか消え、富士山のシルエットもだんだん明らかになってきた。

夜明けが近い。

1東の空には8夜の月が浮かび、明るさが増してきた。

鳥のさえずりがどんどん多くなって、ライトを使わなくても道が見えるようになってきた。安心して足を着けるのがうれしい。

富士山が真っ白な姿を現し、ほどなく日の出を迎えた。5:05。

パノラマ台の絶景は、この時間にここを通った人でないと味わえないご褒美。

ミツバツツジの咲く道を下り、すそ野の平坦な樹林帯の道は、このレースでは最も心いやされた時間帯だった。

しかし、最後のエイドA11までのロード5kmは長くて暑かった。

走らないものの、最大の速足でどんどん人を抜かして、A11鳴沢には8時前に余裕の到着。ほぼ完走は見えた、と思ったが最後10kmはそう簡単ではなかった。

鳴沢からゴールまでの道は、これまでで最も平坦な登りと下りで、下りも本来は走れるはず。

ところが、ここにきて足が完全に終わってしまい、早歩きすらできなくなった。

前のエイドで仮眠をとって元気を取り戻したUTMFの選手は快調に飛ばしていくが、自分はまったくハイキング以下のペースでしか歩けず、数えきれないくらい道を譲った。この時ほど実力のなさを痛感したことはなかった。

やっとのことで平地に辿り着いたが、まだゴールまで3キロある。

すでに早歩きもできないので、普通の速さで歩き、ゴール手前500mになってから、取っておいたラストパワーで走った。

最後は出迎えのイエローバイクジャージ軍団と一緒に感動のゴール。

23時間14分の長い長い旅が終わった。

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