ジュンイチのrunnaholic日記

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自己ベスト

北丹沢12時間山岳耐久レース

何とか完走でしたが、私にとってはかなりの難コースでありました、初参加の北丹沢・・・。

登山道で大渋滞を起こすと聞いていたこの大会では、昨年の完走者は6:30(白ゼッケン)、そのほかの参加者は7:00(ピンクゼッケン)とスタートが分かれています。このスタート方法は昨年からで、おととしの完走率48%が、昨年は80%に上がっていましたので、その効果のほどがうかがえますが、やはり渋滞でした。

前の晩からキャンプ場でクルマに泊まりました。一晩中雨の音が途切れず、ぬかった登山道を思うと憂鬱になりながら、夜を明かしましたが、朝には雨が上がっていました。

ゲスト参加の丸山弁護士の挨拶があって、天気も上がり、初参加の私は7:00のスタートとなりました。しかし、15分ほど舗装路を走って登山道に入るといきなり渋滞。渋滞が解消したのは30分後の7:40過ぎでした。そこから下りになって、再びロードに出て、8キロほど舗装路を走り、再び登山道に入ります。天気がよくなった分暑さが増して、まるでサウナの中を走っているようでした。給水所で水を飲んで、第一関門が近いので、リザーバーにも少しだけ水を補給して登山道に入りました。

鐘撞山への登山道は、渋滞気味の上りになりますが、とりあえず流れていました。鐘撞山の頂上ではスタッフが鐘をついてくれおり、頂上が近いことを教えてくれて元気をもらいました。ここからは、尾根道ですので、平坦なところは走れたのですが、これもしばらくいくと再び渋滞。どうしたのかといぶかっておりましたが、渋滞が解消する様子はなく、歩いたり止まったりが、30分以上も続きました。その先にはロープに縋って登らなければならない場所があり、どうもそこで渋滞が起きているようでした。そこを過ぎると、再び流れ始めたのですが、すぐに分岐になって、第1関門への下りになります。

第1関門の制限時間まで約50分を残していましたが、初めてのコースなので、これでいいのか悪いのか、早いのか遅いのか、とにかくできるだけ駆け下りました。途中、木の枝に足をとられてひっくり返りましたが、山の斜面は止まらない、止まらない。体が2回転ほどしてようやく止まり、ほかのランナーから大丈夫ですかと心配されましたが、木の葉や木の枝が積もっていましたので、以外にクッションが効いて、ダメージはありませんでした。

ようやく第1関門に到着、あと15分ほどだったと記憶しています。頭から水をかけてもらい、給水して、バナナときゅうりをいただいて、再び出発。このときもっと食べておけばと後悔することに・・・。しかし、出発して時計を見ると11:20。この後、第2関門までどれくらいかかるのか分からないので、とにかく前へ前へ。

日陰沢はガレ場で、源頭近くは特に急斜面なので、時々前のランナーが踏み外した石がガラガラと。小石のうちはまだしも、こぶし大の石が落ちて足をかすめたときはびっくり「落ー」と叫んでしまいました。

日陰沢源頭から回りこんで、犬越路トンネルへは平らなコースとなり、第2関門までは舗装路と砂利道の下りロードが続きます。青空が広がって走るのでなければどんなにいい天気かと恨めしく思いながら、残りの距離がどれくらいかまったく見当もつかず、とにかく走り続けました。

途中、もしかしたら給水所のほうが関門より前にあったら・・・と考えていたのですが、案の定、第2関門手前のトンネルを抜けると給水所。私の第2関門までの残り時間は10分を切っていましたので、大慌てで水を補給して制限時間まで5分を残して通過。

給食もあるはずだったのですが、ない!食べ物はあまり背負っておらず、ここで若干でも空腹を解消してからゴールを目指そうとしていた目論見はもろくも崩れて・・・黙々と登り始めました。

このままではハンガーノックを起こしそうな予感が襲ってきて、登山道脇に疲れて横たわるランナーを何人も横目に自分もそうなりそうな恐怖で、立ち止まったら歩き出せないだろうななんて思いながら、歩を進めました。ピークがいくつか続きましたが、姫次には到着しません。

袖平山で「麦酒倶楽部」の皆さんが施設エイドを張ってくれていて、チョコレート、ナッツ、漬物を二掴みもいただいたでしょうか、生き返りました。ありがとうございます。準備が悪かったとは言え、第2関門通過がぎりぎりだったとは言え、もう少し食べ物がほしかった。飽食の時代に、飢えていました。

袖平山で「後10キロ」という立て札がありましたが、「まだ10キロ」と見えました。しかし、ほどなく姫次に到着して、後は下り。久しぶりに走りました。全然スピードは出ないのですが。時々走りながら、夢を見ます。疲労のためなのでしょうが、ふと我に返ると、登山道を小走りに走っている自分がいます。怖い、これが崖っぷちなら踏み外すのではないかと気を引き締めて、平丸分岐到着。

ここから更に急斜面を駆け下って、ゴールまで。後30分ですといわれたのですが、先ほどの夢を見ていた自分が怖くて、1歩1歩確認しながら、太ももも限界に来ていたようで、50分もかかって到着しました。

「お帰りなさい」と近所にお住まいの皆さんから声をかけられたのがとてもうれしく印象的でした。ほんとに、よく帰ってこれたなと自分でも思っています。結局、公式タイムは9:48:17で制限時間内ではありましたが、体力は自分の限界を超えていたようです。

ちなみに私のタイムではバッテリー不足でforerunner405は今回も参考まで。記録のない距離と時間は手入力で足しております。

ちなみにランネットでの各ポイント通過タイムは

第1関門 04:12:54 (制限時間4:30)

第2関門 05:54:29 (制限時間6;00)

Finish   09:48:17

まさしくぎりぎりの通過でありました。

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