FR405の消費カロリー計算ロジック
走ることができないので、少しデータの分析をしてみた。FR405で表示された消費カロリーと、体重と速度から計算した消費カロリー*1を比較してみた。
*1:計算方法は、運動エネルギーの式[E=(1/2)・m・v^2]に距離を掛け、仕事量(単位:j)を求め、それをカロリーに換算した。
その値を実際にFR405が計算した消費カロリーで割ったものを係数としてみた。
表が小さくなってしまい見にくいが、ペースを降順に並べ替えてみると、係数は昇順になっており、グラフ化(2枚目の写真)してみるとペースと係数は、ほぼ反比例(若干2次曲線にも見えますが)の関係になっていることがわかった。
また、ペースが同じ場合は、距離に関係なく係数はほぼ一致していることがわかる。
例)ペース:5.00分/km ⇒ 係数:1.22(1.21)
ペース:5.57分/km ⇒ 係数:0.99
ペース:5.82分/km ⇒ 係数:0.90
すなわち、ペースが速い方がFR405の消費カロリーが計算値より小さく、ペースが速くなるにつれその差がなくなり、私の体重(58kg)では、5.5分/km付近でほぼ同一になり、それより遅いと逆転していることがわかる。
n=20程度のデータであるが、思いのほかきれいに分布したので、FR405の消費カロリーの計算ロジックは体重と速度と移動距離を基に、速度によるエネルギー消費率の差を勘案した(速度が速い方がエネルギー効率が良いとしている)ロジックになっているのではないかと考える。
どこか、考え方に間違いがあるようでしたらご指摘ください。