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今後の予定

自己ベスト

悲願のサブ3

2010年元旦に走り始めて、ついに最大目標だったサブ3を達成しました
もっと感動して号泣するのかと思っていましたが、今回は周到な準備で達成確実な状況を作って臨んだレースだったことと、終盤貯金が出来てタイムがスリリングじゃなかったことで、意外と淡々としています

今季はランに対するアプローチを大幅に入れ替えました
・練習内容の大幅見直し
 (距離至上主義からの脱却、ロングjogを止めて▲月100㎞、
  インターバル等ポイント練習 の定期的実践)
・筋トレ(昨季比体重増えたが、低体脂肪率)
・食生活の見直し
 (節酒、節甘、コンビニ飯回避、汁物・発酵食品の積極的摂取)
・マッサージ、整体、低周波マッサージ器への投資

そしてレース直前のアプローチも念入りに
・疲労抜きの徹底
  やはり走り過ぎない(レースを調整に、PBを狙いに行かない)
・胃腸の負担軽減
  過度なカーボを回避(ごはん量の多少だけ)
  揚げ物回避、直前は肉より魚
  胃腸薬(Ebios錠)
・痙攣防止
  ウオーターローディング(経口補水液、メダリスト)
  Mg摂取

これらを徹底し、多少の外的不安要素(当日の天候、急な仕事による練習変更など)に左右されない基盤を作って臨みました
数日前には、当日の天候も味方になることが分かったので、あとは慌てず騒がず(アドレナリンを出し過ぎず)、粛々と当日を迎えました

去年より早くホテルに入りましたが、誤算は朝食時間が6時半になったこと(去年は6時)、タクシーが予約できなかったこと
そこで急遽予定を変更し、遅めにホテルを出て3㎞歩いて会場入り、身体が冷えないうちに整列する、ということにしました

5時 起床 準備

<食事、携行品>
5時半 朝食 カステラ切り落とし4切れ、蒸しパン、オレンジジュース
 (多めに買っておいてよかった)
6時半 食堂でご飯軽く1膳、納豆、みそ汁
会場にて ジェル、オルガニック1本
ポケットには、メダリストジェル3本、スポーツようかん1本、ここでジョミ1本、(塩タブレット3個とジェル1本残す)
カイロ数個と、ゴミ袋2枚重ね着で防寒

Start~5㎞(21:32)
整列は30分前でロス11秒(去年は40分前6秒)
吉田先輩に飛びださないよう忠告を受け、その通り入りは去年より30秒遅い
すぐにミカちゃんに追いつかれペーサーしてもらうことになる
序盤でのRPは乳酸が溜まる、との吉田先輩と同様のアドバイスを受けながら、知り合いを探してクルージング
平塚塾の折内コーチ、そして塾生の辻本さん、ルリさんと合流
彼女はマイスターで走るようなのでやがて別行動
やはりことしもカーボのし過ぎか胃腸が重いが、経験上しばらくしたら治まると楽観視

5~10km(42:38  LAP21:06)
いつもは重力に任せて駆け下りる口の堀陸橋をひたひたと慎重に下り、カメラマンにもポーズを取らず脚を極力使わない
もちろん応援の人には手を振ったけど・・・
そろそろスピード上げたいなと言う度にミカちゃんになだめられ、ガマンガマン

10~15km(1:03:46  LAP21:08)
だいぶ周囲のペースが落ち着き大勢での集団走
意外と暑く発汗していたので水分はいつもより多めに摂取
平塚塾メンバーが一番多く集結していた時間帯
ここで1つ目のジェル投入

15~20km(1:24:34  LAP20:48)
ややペース上がり気味、どうしても折内さんより前に出がち
ミカちゃんはいつの間にか見失っていた
右折のコーナーですかぶうさんから「たちくん2分前」の声
結構飛ばしてるな、自分はこんな遅くて大丈夫かな、っていう思い
大阪の時に比べて遅いペースだが、その分楽というわけではなくやや疑心暗鬼
ここで盟友永井さんに追いつく
背中に上下動があってちょっと心配

20~25km(1:45:24  LAP20:50)
中間点通過は1:29:09
昨季から通算5回目のフルマラソンで一番遅い
やはり貯金がないのは不安
折内さんからは、とにかく30㎞までjogと言われていたけど、少しずつ周囲の脱落が始まる
こちらは上げてないからやっぱり余裕があるのかな?
でもじんわり脚が重くなってきて、不安がよぎり始める

25~30km(2:26:24  LAP21:00)
新コースの南側、アップダウンのある部分
でも個人的には、終盤じゃないし少しずつ抜いて行けるし特にストレスにはならなかった
数の多いコーナーも気分転換のアクセントとポジティブに捉える
そして28㎞からお楽しみの折り返しコース
サブエガからサブスリーの速い人たちの中に知り合いを見つけてみんなの順調そうな様子に奮起
そして29㎞の折り返し
事前に知らされていたあやきちと桑野さんの大きな声援とハイタッチ
そして、後続の仲間とのエール交歓
ここのラップが最速になった!
でも、30㎞手前にして既にjogじゃなく頑張り走になってるんですけど・・・
2つ目のジェル投入

30~35km(2:27:25  LAP21:01)
少しずつ辛さが出てきて腕振りを頑張る
時折気合注入に声を出す
ペースは落ちていないが余裕は明らかに無くなっている
深呼吸を繰り返し心拍数が上がらないことを祈る
駅が近いからなのか、良いところに仲間の応援があり集中力を保てた
2回目のすかぶうさんから「たちくんまで1分」の声
追いつける、と元気が出る
そして平塚塾のえなはんの「折内さーん」の声
本来なら塾生の僕らに声をかけると思うんだけど、関西人の彼女らしいボケに自然と笑顔になる
さあ、残り40分
ここでジョミ投入
前方にたちくんが見えた

35~40km(2:48:43  LAP21:18)
左折して陸橋に向かう大通りへ
ここでたちくんを追い越しざまに「ローリー、緩めるな」の檄
そろそろキロ4:20秒台に落としたがっていた自分に喝が入る
そして平塚塾長とラムちゃんの莉紗師匠
がんばれゆうすけ夫妻の応援が続く
ガッツポーズが出せた
口ノ堀陸橋を上り切り、息を整えるためにペースを落としたところでラップを見ても20秒台には落ちずサブ3ペースに変わりはない
だいぶ自信が出てきた
でも、心拍数も上がり、あえぐ声が周囲にもわかるほど大きくなっている
ずっと一緒だったIkedaさんが前方に消えていく

そこにあと5㎞の看板、
時計を見ると
残り24分
ここで初めてサブ3を確信し、たぶんにやけたと思います

なだらかな上りが続く
59分台でゴールすりゃいいや、という弱気の虫がどんどん成長してきて、折内さんから遅れそうになるたびに檄の声が厳しくなるし、周りはみんな苦しいのに頑張ってるし、やっぱ頑張らなきゃ
そういう繰り返しが続き終盤の折り返しへ
脹脛が時折痙攣してスピード落としたくなったりした
やっぱり仲間もそれ以外のランナーも僕より速いのに、
みんな苦しそうでも必死にもがいて足を前に運んでいる
そして折り返すと、自分の方が苦しいはずなのに辻本さんが拳を上げて僕にエールを送ってくれる姿に感激
40㎞では辛かったけど、それでもラップはまだ10秒台だ!

40~Finish(2:57:54  LAP9:11)
見慣れたキャンパス内の並木道
今年のイチョウの黄葉はまだ完全には進んでないな、とか覚えてるから余裕があったのかな?
もう時計を見る必要はない
とにかく58分台は出そうと腕を100%振って股関節を動かす
そして残り1㎞の陸橋にSWAC大角コーチが自慢の一眼レフを手に
「いいタイム出ますよ」
顔は緩まなかったが、内心ほくそ笑む
残り1㎞、緩やかに左カーブを曲がりEブロックのトラベルDB陣地を見ると、既に上がったそねっちとハレハレくんの姿を見つけガッツポーズ
「やったよ~!」
そして、左折トラックへ
ゴールに見える時計はなんと57分台!
そこから100mだけはダッシュ

うわー、俺ってスゲー
まじ、まじ、57分台出ちゃうの?

ゴール!!!!!

昨日までどんなポーズしようか考えてたのに、想定外のタイムでそんなことどうでもよくて頭から飛んじゃってた
とにかく自分が立てた大目標を達成できた、その事実だけが嬉しくて充実感でいっぱいです

皆さんに感謝

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