別大感無量
別大やっと終わりました。
2年前の東京マラソン以来、もう更新することは無いだろうと諦めかけていた、フルマラソンの自己ベストが出て、この上ない達成感です。
スタート前から先輩の◯畑さんも、整列する周りの面々も、別大とあって、非常に鼻息が荒い。わたしは2時間半の制限タイム後方なんで、最後方からじっくりと攻めることにしていた。とは言いながらも、わざわざ初の九州大陸上陸、大分まで来た訳だから、自分としても悔い残らず、2週間前の湘南を超えるべく、万が一うまく行けば3時間15分に自己ベストを切ろう!、という意気込みでした。
スタートを切ると、出だしはキロ4分45秒から4分30秒程度だったのだけど、3キロぐらいから4分20ー10のあいだで15キロぐらいまで続いた。悪くはない感じだったが、別府を過ぎて、スタートのあったうみたまご手前の20キロ地点あたりから急に向かい風が強く成った。これは無理にペースを維持するべきではない、と判断し、集団の後ろに構えて、風の抵抗をなるべく和らげ、少しでもダメージを押さえる走行に切替。これ、トライアスロンのバイクだったら、明らかに”ドラフティング”だわ、と思いながら、はやる気持ちを抑えて、4分20ー30程度で走った。
右手にいずれGOALとなる陸上競技場が見えたあたりの橋の登りあたりから、かなり足にダメージがあることに自覚。27キロ地点あたりから4分40−45まで落ちる。30キロの手元のタイムが2時間13分ちょい。このままのペースで行けば、3時間10分を切るのも夢では無い、と一瞬錯覚を覚え、ニンマリする。
31キロ地点あたりで、この日初めてお逢いしたDietGoGoさんに声をかけてやっとの思いで抜く。そのあたりから足裏に違和感を覚え、両足に豆ができ始める。
32キロあたりの曲がり角では、少年野球の子供たちに檄を飛ばされ、格好良く親指たててガッツポーズをしたら、指がツッタ。かなり体は来ている感じ。30キロ手前あたりから雪雲らしき雲が空を覆いはじめ、体温も消耗していた。
34キロあたり、まだ意識はハッキリするも、だいぶ足に疲労が来ていて、スタート時に一緒に並んで少し会話した横浜の方にす〜っと抜かれる。35キロあたりから地獄の始まり。4分50すらも切れない。5分台もチラホラ。こりゃ自己ベストすらも危ういかも。ここで頑張らねば・・・①せっかく別府まで来たんだから②今までの教訓で腹巻きまで準備したのに③心拍計落ちないように、手製のゴム紐で肩ひもも付けたし④いつもになく補給食もしっかり準備したし⑤今回は勝負の軽いシューズAssicsSortieMagicにしたのに・・・いろいろと考えながら、後は気持ちで負けちゃ行けないと思った。
残り5キロが本当にしんどかった。40キロ地点でハリーさんの奥さん、きょんこさんに軽く抜かれた。調子良い感じで、とても羨ましかった。その後、完全に意識は朦朧状態。わずかな傾斜の橋を渡るのも容易ではなかった。残り1キロは朦朧としながらも、腕をしっかりと振ってゴールめざした。
上がってみたら、グロスで3時間13分58秒。自己ベストを1分強短縮でした。後で見ると、心拍数が最後は185だった。ぶっ倒れてもおかしくなかった。
GOALしてからがまた大変で、全身の至る所がツッタ。
その後はレンタカーで女将の運転で、湯布院に行って、熱い温泉に何度も何度も浸かり、アルコールに漬かり、だいぶ回復してきました。
やはり、練習量がまだまだ足りないですね。全力で35キロ走っても余力を残すトレーニングせねばいかんですね。次は2週間後の青梅です。2年前の自己ベストの2時間18分台をクリアしたいです。
写真は、大分空港に到着した際の荷物受け取りで鞄のレーンの上を流れていた巨大ウニ。