朝５時半ころ起床。昨晩コンビニで買っておいたオレンジジュースで水分補給、おにぎりとお茶で朝食。昨日の前夜祭で気温の状態で何を着るか迷っていると言ったら、WAKAさんが間髪をいれず、「そりゃ半袖でしょう！」とアドバイスしてくれた。朝はちょっと肌寒いと思ったけど、長袖はバッグの中にしまった。

　軽くストレッチをして、sugyonさんと待ち合わせで出発。地下鉄を降りると（上がるか？）すごい人ごみだ。

　１００均で買っておいたシートで小さな陣地を作っておいて荷物を置いた。手荷物預かりに預けてしまうと、スタートまで寒いのを我慢しないといけないからだ。（^_^;）　（性善説前提）

　９時ジャストに号砲！スタート地点をまたいだのはGarminでは４３秒後だった。出発前のトイレは混んでいるだろうということでパスしたが、２km手前ですいている仮設トイレを発見。結果的にこの１回で最後までお世話になることはなかった。

　7km手前で早くもフルのトップ集団とすれ違った。私はキロ7分のペースなので、ほぼ倍！のペースだろう。10km過の折り返しを予定通り越え、中間点（S/G地点）に戻る途中で、左腸脛靭帯が怪しい雰囲気を醸し出してきたので、ハーフ以降の未体験ゾーンに入る直前の給水タイムで持参のエアーサロンパスをタイツの上から吹き付けた。

　中間地点では、sugyonさん、WAKAさんから声をかけていただき、未体験ゾーン突入まえのカンフル剤になったような気がした。

　後半のハーフマラソン区間に入りしばらくすると、舗装路から土/芝の部分を走ることが多く、反発力がない分、脚に負担がかかった。そのため、28kmを過ぎるとキロ7分を維持できなくなってきた。でも、最後の10kmで頑張れれば、何とかなるかもなどと甘い期待を抱いていた。

　実はこの頃オートストップをオフにするのを忘れていたのに気が付き（遅い！ちゅうねん（^_^;）、Gariminのペースを見ていては給水タイムなどの分、すでに目標より遅れていたのだった。（;_;）

　決定的なアクシデントが起きたのは31kmの2回目折り返し地点手前だった。

　突然、左足ふくらはぎに「まるで何か別の生物が足の中で動き回っている」かのようにグルグルと痙攣してきた。いわゆる「ピクついてきた」というレベルではなかった。いきなり異常事態が起こったで、初めて給水以外で止まってしまった。軽くストレッチをすると何とか治まった。

　しかし、折り返し後には右の脛や太腿、左のハムストリングスなど、脚のいろいろな部分が攣りまくった。これが35kmの壁なのか！？　一般的には30kmくらいからエネルギー切れになることを35kmの壁と言うと思っていたが、こんな壁がくるとは想像もしていなかった。（;_;）給水も給食もサプリも十分とっていたつもりだったが。

　この後は歩いたり走ったりの典型的な「撃沈玉砕状態」になってしまった。歩いてゴールにはしたくなかったので、例の草むら地帯は走らないことにして、少しでも温存することにした。しかし、その間に様々な年齢/体型の方々に抜かれる抜かれるの屈辱の時間だった。

　37kmあたりでGarminが電池残量20%のサインを出してきたので、かねてより準備していた空中給油装置から充電を始めた。ずっとキロ7分を維持できていたら、ゴールまでギリギリ持ったかもしれない。

　残りの力を振り絞ってゴールに向かうと最後のサプライズがあった。

なんとsugyonさんとWAKAさんが迎えに来てくださったのだ。（^_^）しかもゴールまで並走してくださった。こうなったら痛かったけどもう止まるわけにはいかない。（^_^;）

　ゴール後、一段落するとずっと先にゴールしていた「くま」さんを紹介していただき、しばし歓談。（会ったこともないヤツのために長いこと待っていただき申し訳ありませんでした。（^_^;）　コーヒーでも飲んでから解散しましょうかということで駅の方に向かった。喫茶店が見つからず、「さと」で軽い食事＋お甘をしながら、連絡先の交換や走歴やら来月の奈良マラソンのことで話に花が咲いた。

　このサイトがなかったら、屈辱のままボロボロになって一人寂しく帰って行っただろうと思うと、ツナガリのありがたさを再認識した。

ありがとうございます。ハリーさん、サイトの皆さん、特に北摂支部の皆さん！

P.S.今朝起きてみたら、アミノ酸サプリを大量摂取したためか痙攣の後遺症（筋肉痛など）は大したことない。ところが昨日は大事にならず収まっていた腸脛靭帯炎の影響が一番残った。昨日は痙攣の痛みでマスクされていたのかもしれない。

前夜祭の様子は１１月６日の日記をご覧ください。