悪魔との闘い
ハムから臀部にかけて筋肉のコリが判る。
今月は仕事も忙しかったし、走るのも頑張った気がするし(気のせいかも)母親との会話でも疲れたし、(ここまで言い訳を考えれば今日は休足でもいいだろう~~)と5時まで寝て、一応走る準備だけはしてPCで遊んでいた。6時になったら(気が向いたら)海岸までゆるく散歩スロージョグしてみよう。多分走らないでコーヒータイムで終わるだろうとのんびりしていたら、
またまたヘッドライトをつけたあの悪魔が玄関を叩く(怖い~~)
「けんさん!はしらないの?」悪魔の唇からその怖い一言が出た。
蛇に睨まれた可愛いカエルのよう、または一流催眠術師に
「あなたは眠くなります。そして1.2.3で目覚め目覚めるとなぜか走りたくなります。もう止められない、走りたくって走りたくって我慢できなくなりま~~す。」
そう悪魔に誘われると断る事が出来ない。
でも僕だって少しは抵抗する。一三君のペースが上がりそうになると、話を変えて彼の気をそらし、ゆっくり、ゆっくりこれでもかってゆっくり走ってやった。悪魔はまだ若いので僕の老練さにはかなわない。