菅平での出会い(昨日の詳報)
今日はさすがに湿布をしておとなしくしています
先月末から続けていた連続ラン記録もちょうど31日でストップ
捻挫がなければ疲労抜きJOGが出来るレベルの筋肉痛ですが、まあ、怪我をしてなければその分筋肉痛がもっと酷かったでしょうからトレードオフとも言えるかな!?
2日間の菅平は思いで一杯で、書き出したら東京マラソンの時より長くなりそうですが、ラグビーファンでなければ退屈なことばかりなので、ここでは省略します
(でも、harukaさんには沢山話しちゃいましたけど)
その中でも特に嬉しかった出会いご紹介させてください
1.宿の話
harukaさんに事前に指定していただいた「田沢館」
ここは彼が学生時代に住み込みアルバイトをしていた宿で、私も名前は知っていました。
金曜の朝、彼の後ろから宿に入っていくと、案の定harukaさんと女将さんの談笑が始まり、次に私が挨拶してラグビーの話をすると、何と、私の大学は今こちらで合宿しているらしい。女将さんが私の先輩たちのこともよく知っていて、初対面から1分で旧知の仲のようになってしまいました!
レース後もゆっくり風呂や部屋を使わせてくれたり、アイシング用の氷をたっぷり頂いたり、何かとお世話になりました。
あの愛嬌のある笑顔を見るだけでも再訪の価値あり!
2.完走の恩人
小根子岳で英気を養い、harukaさんから5分遅れくらいだったので追いつこうかな、と考えていました
今年は坂道走を沢山こなしていたので脚には自信があったし、前半ゆっくり入った分まだまだ余力が残っていて、直前ののぼりでも結構他のランナーを抜かしていた(まんちゃん、気まぐれさんは例外!)ので、やる気満々
ここは森林限界を超えているので、下りは笹が生い茂るなか、見晴らしが利く気持ちよい坂で始まり、小刻みに足を動かして駆け下りていきました
転倒場所は、右カーブ。左手に終盤の大松山が見下ろせ、前のランナーが道を譲ろうと避けてくれていました
(前日に上田駅前のスーパーで買った128円の鈴がチャリチャリ鳴っていたのです)
だから、足元の岩をしっかり見てなかったんでしょう
3日前の台風の影響でまだ濡れていた岩を踏み外した瞬間、足首が「メリッ」っていう音を立て、私は笹の茂みにダイブ
後続のランナー達がリュックを引っ張って引き上げてくれましたが、あまりの激痛に、これから6km以上続く下りのことを考え途方に暮れていました
数分後にゆっくり歩いて下り始め、次第に痛みに慣れたので、何とか第一関門まで下りてリタイヤを申し出ようと必死にガレ坂を下りました
でも足の自由が利かないので、時折岩を踏み外して、くぼみに落ちて脛に怪我したりと散々
ようやくスキー場も終盤、あと500mで関門、という時に、リタイア直前の写真を撮ろうとしたら、女性ランナーが「撮りましょうか?」と声をかけてくれたのですが、落ち込んでいた僕は折角の好意を断ってしまい、そのまま彼女の後ろをゆっくりと付いていきました
国道をくぐると関門、という所で、突然彼女が両手をおおきく上げて左右に振ったのです。知り合いが応援に来ていて、それに体一杯で応えていたんです。
それを見ていて、何故だかむちゃくちゃ元気が湧いてきて、「このままリタイアしちゃダメだ、いま6km下りてこれたから、あと15km行けるだろ」
とポジティブな気分になりました
確かに関門制限まで45分あるし、ゆっくり行っても間に合うだろう、と心を入れ替え、ここのエイドで脛と足首に水を一杯かけてアイシング、その後の完走につながりました
ラスト10kmはいろんな気持ちが交錯して、ずっと独りで泣きながら走ってたのですが(追い抜くランナーには不思議だったと思います)、その時はゴールしたら彼女にお礼を言わなきゃ、なんて考えていたのです
ゴール直後は、3人の仲間の応援に嗚咽したので、そのkとを瞬間忘れてしまっていたら、豚汁コーナーで
「あれ?ゴールしたんですね!」
って彼女から声をかけてくれて、思わず両手で握手しちゃいました
いろいろ話すと、彼女も08年の第1回大会にエントリーしたのに交通事故で出場できず、3年越しの念願かなって完走したそうです。
こちらもいろんな話をしたので、もう、お互い嬉しくて嬉しくて!
彼女は地元の人で長野マラソンに出ているようなので、会いに行きたいな!
本格的なトレイルレースは初めてなので、客観的な評価は出来ませんが、走れるところとガレ場とが美味くミックスされているのでいいコースなのではないかと思います。
気まぐれさん、まんちゃんが書いていますが、ポールをうまく使えると楽しく走れるんだろうなあ・・・
台風の名残があり、時折泥濘があり滑りやすかったけど、天気が良く景色が楽しめたので好印象。でも雨だったり、雲がかかっていたりしたら印象は一変するんでしょう。
運営は皆さんが書いているように「いい加減」なところもあり、また、これまでに比べるとスポンサーが減っているのでしょう、以前は鏑木さんやスイスダボス市長(姉妹都市)、猫ひろしが来ていたのに誰もおらず、エイドに以前はあったスポーツドリンクや地元産の巨峰などがなく、我々遅いランナーにはバナナや梅干も品切れ。
でも、地元の皆さんの温かい気持ちは伝わってきました
最後に、
遅い僕をゴールで1時間以上待っていてくれたみんな、ありがとう!
特に、去年のブログで僕をエントリーする気にさせてくれたharukaさん、感謝しています!
おしまい