STY旅行記~後半戦
◆~鳴沢氷穴
A9本栖湖スポーツセンターでは夜にもかかわらず、暖かい出迎えを受け、
ここはゴールか?と思わんばかり。
安心とうれしさで疲れている体もリフレッシュ。
水の補給、ジェルの補充等の準備をするも、
右手が痛くてうまく使えない。
苦戦している僕を見て、気遣ってくれたスタッフの方々ありがとう。
エイド5K手前から水が切れていたため、
(エイドで分かったことだが、ホースが抜けていた。反省‥)アクエリを何杯かとコーラ。
コーラはおいしく感じなかった。内臓が弱っているのかな?
エイドを出発して、2Kくらい本栖湖沿いにロード、その後樹海へ。
最初はヘッドライト(ジェントスの200ルーメンのやつ)で走っていたが、
集中力が落ちてきたのか、見にくいのか、
何度も躓く。そのたびに足攣るo(><)o。
そして転ぶ。
たまらずヘッドライトとの併用で先を急ぎます。
途中から鳴沢氷穴のエイドまで、ロード。
大会側の意向としては、トレランレースである
以上ロードはなるべく減らしたかったのでは、
と推察します。
しかしながら、このひたすら緩やかなのぼりの
ロードが実に大変。
歩くには緩やかだし、走り続けるのも大変。
長かった‥。
それでも何とか止まらず鳴沢氷穴のエイドへ。
◆~ゴール♪
エイドには水とレッドブルみたいなエナジードリンクがありましたが、
水だけいただきスタート。
いよいよ最後の区間。再び樹海へ。
ここまでくればあとは気力。極端な登りもなく、
(ほぼ)一人っきりで暗闇の樹海を進みます。
普段だったら絶っっ対、怖くてできませんが‥。
ただし、2度ほど何かに遭遇(゚д゚;)。
一度目は何かの影が横切る。鳥かな?でも鳥って夜飛ぶ?
二度目は絶対何かいた!脇を狸くらいの影がササッ。
疲れながらも、チョ~ビビル。
“オレ疲れてる‥疲れてるから気にしない”と無理やり納得。
そんな中でも、辻や山頂には誘導員の方が
(ノ_-。)。ひたすらありがとう。
この辺りから、19日中のゴールを意識します。
でも中々河口湖にたどり着かない。街の明かりは見えるのにな~。
最後の下りで、スタッフのおじさんが降りたら「あと3Kくらいだよ」と教えてくれる。
“えっ?そんなもの?やったじゃん♪”
下ってみて、さらに誘導のスタッフに聞いたら
「あと5Kくらいかな?」
“どっち(?_?)?”
暗い湖畔をひた走ります。湖面は真っ暗、
コース上の街灯が道しるべ。
ゴールは対岸に光が集まっているところか?
2,3カ所見える‥、手前だといいな~、などと弱気なことを考えながら走ってました。
暗いからわからないけれど、河口湖の湖畔は
入り組んでおり、したがって蛇行を繰り返す
コース。行けども明るいところにたどり着かず、
心折れます。
な~んて思っていたら、突然目の前にノースフェイスのドームがっ!!
あ~帰ってきた‥‥。よかった~。
安堵と充実が広がります。
他のランナーに抜かれちゃいましたが、
知ったこっちゃありません。
両手広げてゴール♪。13:36。つまりPM11:36♪
無事、長くて短い日帰り旅行の終了です。
感慨に浸りたいところですが、ジェルの食べすぎで少々気分が悪く、
全般下りで飛ばしすぎたツケか、脚の痛み、
転倒時の手の痛み、腹痛‥。
そそくさと宿へ、すぐバタンキュー。
◆閉会式
アフターケアをせずに寝たツケが一気に
押し寄せ、起きた時には
ゾンビの出来上がり^^;。
よろよろしながら朝食食べて、再び会場へ。
UTMFは40時間、STYは20時間を越えたランナーさんが帰ってきます。
みんないい顔してます。わけのわからん
長い距離・山道・夜を徹して
走ってきたのですから、そりゃいい顔ですわ!
疲れているのに、いい顔のままハイタッチ♪
泣きながら走ってくる女の子を見た日には、
こっちまで感動。
表彰式に先駆けて鏑木委員長の閉会の言葉。
開催までの並々ならぬご苦労、
そして大会の成功(いい天気だったし、大きな事故もなかったようだし、多分成功)
感極まってましたね。それをみたこちらも感動。
表彰式の最中にゴールした最後のランナーさんは、なんとゴミ拾いしながら
ゴールしたそう。いい人だ~っ!
この大会が無事に終わって本当に良かったし、
是非第二回も開催してほしいし、
次回は是非UTMFに参加したいな、と思った旅でございました。
~おわり~