UTMB②
◆レース朝
31日レース当日朝、起きたら雨ザンザン。
朝食は炭水化物のパンのみ。チーズ、
ハムの類は前日から食さず。
この日は野菜もとりません(繊維質が腸内に
残り、発酵、腹痛の原因になる)。
朝食後は、ベッドの上でゴロゴロ。
そのうちにCCCのスタート時間が迫る。
大会側からのメールによりCCCのコースが
悪天候のため一部変更となったことを
知る。
UTMBもCCCとほぼコースを同一にする。
加えてこの雨‥。いったいどうなるんでしょう。
そうこうするうちに再び大会側からメール。
コース、距離が大幅に変更されたことを知る。
予想されていたことではあるが、かなりがっかり。
これまでの準備や、それなりの覚悟、機会の
希少さから考えるに、これが現実であって
いいのか~!?と思うもUTMB2010の例も
あることだし(悪天候のため途中で中止、
CCCのコースで再スタート)、大会側も
苦渋の決断であるに違いない。
加えて、ツイッターやFBから伝わるTDS
(クールマイヨールから時計回りでシャモニー
までを走るレース)
におけるレース状況はかなり過酷らしい。
距離が変わったとはいえ103K、
累積標高も5500m近く、難易度としては
かなりのもの。ボクの力量では十分すぎる
ほどのレースとなるわけで、これはこれで
頑張りましょう!
そして2時間くらい前まで、ゴロゴロ。
◆スタートまで
2時間前くらいから、着替え、テーピング。
Salomonチームはジュリアン、イケルなどは
出場を回避したらしい。
ミゲルは出場予定。
Northfaceの鏑木さんは出場。
他の方は不明。
スタートはPM6:30からPM7:00に変更。
こちらは日没が遅く、PM8:00頃までは明るい。
雨はまだ降っているようなので、
ファイントラックのノースリーブをインナーとし、
腕にc3fitのアームカバー、ランシャツ、
アクティブシェルのジャケットを羽織る。
下はc3fitのハーフタイツとゲイター、
ヒザと足首、肩、腰にテーピング。
寒さが我慢できなくなったら、防水ズボンをはく
予定。
(スタート会場に行ったら、ランナーの
ほとんどが同じような格好をしていたし、
結果、走っている間はほぼ同じ格好の
ままだった。)
準備を済ませ階下へ降りていくとsalomonの
ミゲルが準備を整えロビーにいた。
勝負前に声掛けするのははばかられたが、
こちらも大勝負!景気づけに写真を
お願いして一緒にパチリ♪
やはり快く応じてくれたミゲル♪
う~ん、ファンになりそう。
(でも結局ミゲルは出場しなかったみたい)
30分前にスタート会場につくも、
すでにランナーでごった返している。
スタートゲートと教会の間くらいから
ちょろっと入り、スタートを待つ。
しかし欧米人のでかいこと!
完全に埋まる自分‥。
前方のオーロラビジョンでは過去大会の映像
やらゲートの前から入場してくる上位選手
(速い選手は前からスタート地点に
並ぶことができる)の映像が映し出される。
鏑木さんやらUTMB2011の3位
セバスチャン・セニューらが入ってくる。
やっぱTNFが当大会のスポンサーなだけに
TNFの契約選手は走らないとならないのかな?
しかし鏑木選手ノースリーブだな~。
ジャケット着ていても寒いのに、大丈夫かしら?
な~んてことを考えながら待っております。
ボクのちょい前にはカップルがチュッチュ
してます。彼氏が出場、彼女は見送り。
周りはランナーで押し合いへし合い。
こら彼女!はよ出なさいっ!と
心の中で叫びます。
7:00スタートの2,3分前にCCCの1位が
ゴールしてきました!
オーロラビジョンに映し出されたそのランナーを
見てみると、Salomonの契約ランナー。
つまり昨日ホテルのロビーで見た人です。
う~む、やっぱり速い人だったか。
1位が入ってきてなんじゃかんじゃあるわけで、
そうこうするうちに7:00が過ぎます。
あれ?スタートは?7:05くらいになって
唐突にテンカウント。そしてスタート。
曲名は忘れましたが、UTMBのテーマ曲が
流れ気分もMAX!
さあ頑張るぞ~!
スタートから少しして、後方の我々もゆるゆると
動き出します。
そこでようやく去ろうとする、前述の彼女。
でもスタートの波に
逆らって進もうとするため中々進めず、
他のランナーの邪魔になります。
当たり前じゃ~!
⇒ようやく本戦へ