頑張れ、被災地で活躍する同業者!
テレビでは震災の現状と原発特集。そんな中、少しずつ生活のにおいも芽生えてきました。フルマラソンで言うと最初のスタートダッシュ。まだまだこれから長く続くレースの中で僕たちに出来ることを考える毎日です。
そんな中、新聞などでも医療チームの活躍が取り上げられるようになりました。知人の医師や看護師もブラウン管や新聞紙上に見かけます。もちろん、見えている人だけではなく、災害医療を実践する彼らは本当に頼もしく、知り合いであれたことを誇りに思います。
しかし、まったく報道されない医療者がいます。それは検死(検案支援)をするわれわれ歯科医師。暖房も電機もろくにない場所で怒号や嗚咽の中、一日数十人の検死。死者の数だけ検死があります。
決して凄惨な現場を報道しろとは言いませんが、そこで活躍してくれている同業者がいることは知っておいて欲しいと思いました。全国から交代で現場に入っているようですが、精神的負担の大きさは十分に想像できます。
なかなか走るモチベーションが上がるまでには行きませんが、今日は彼らにエールを送るように、思いをこめて走りました。