UTMFその3
◆ 粟倉~こどもの国
ここはやたら長いロードとやたら長い林道区間。
これまた微妙にアップダウンであり、歩くには
少しばかり罪悪感を覚えてしまう。
真面目な自分は走る、というか走らされる。
ストックを使用できる、ほぼ最後の区間なので、
存分に使わなければ損という
”モッタイナ~イ”的な心理も働いた。
歩いているランナーは何人もパスしたな。
気前よく体力を消耗してしまった(゚-゚;)。
こどもの国に到着。
ここでもお知り合いの温かい歓迎を受け、
きのこ汁をいただく<(_ _*)>。
散々人気のないところを走ってきたので、
癒される~♪。
だけれど、のんびり座っているのも寒いので、
準備をしてスタート。
ちなみにここでHOKAに履き替える。
ここまでの所要時間は‥。あ~‥速いな(・・;)、昨年参加したSTYより1時間早い。
まだ半分しか来ていないのに、どうしたものか?
◆ こどもの国~水が塚
あまりよく覚えていない。ただ随分足場が
悪かった。この辺りから疲労を自覚する。
心拍は130台に落ち着いたが、別に意識的に
落としているわけではなく、そこまでしか
上がらない状況となった。まだ先は長い‥。
夜が明け、朝日に照らしだされる木々やトレイル、山々が美しい(^^)b。
気は紛れるが、わずかながら元気のよい
ランナーさんにパスされ始める。
どうにか水が塚に到着。バナナ、コンソメスープ
等をいただく。
さて出発しようとすると、「これ忘れ物?」という
スタッフの声。
うん?と見ると、ボクの座っていた横に、
ハイドレーションが‥。
「いや、ボクのじゃないですね~」
「じゃあ、誰のかな?今までここにあったの
かな~?」
「さあ‥、でもこの人、水なしでどうやって
進むんでしょうね?」
ナゾである。
◆ 水が塚~太郎坊
ここからしばらくは走行禁止区間。しかし今の
自分には好都合。望むところだっ!
歩くには本当気持のよいトレイル。早朝で空気も澄んでおり、なおさらいい気分。
四つ辻まで登り、太郎坊まで砂走り。
ここでトイレ休憩。ある意味最大の懸案事項
であったトイレ問題は、事前の防寒対策も功を
奏し今のところ問題なし。
バナナ、コーラ、おそば(ツユのみ)をいただき、
タイツを脱ぐ。
ここら辺から食欲減退が顕著となる。
ハンガーノックに陥りつつあると思われる。
◆ 太郎坊~すばしり
ここは下り基調のトレイルが続く。
下り基調で軽めのアップダウンであり、
こういったコースは体力をそがれるのに
実に有効である。走ろうと思えば走れる。
ゆえに走る。
この後のゴールまでの道程を考えれば無理を
すべきでない。
疲労は蓄積しているし、食欲も失せている。
気分も悪い。
しかしすでに、このころはのちの展開まで
思考が及んでいなかった、というか
思考することができなくなっていた。
ただ目の前のトレイルを走るのみ。最早、
馬車馬的思考に陥っていた。
結局ほぼ走り切り(遅いけどね)、すばしり
道の駅へ。
ここで別働隊のお知り合いに遭遇。
お雑煮やらジェルの補充やら色々と
手を焼いてもらう。こんな自分に‥ウウッ
(ノ_-。)。感謝する。
ついでに弱音を吐きまくる。
あまりの人の温かさに後ろ髪をひかれながら、
エイドを出る。
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