UTMFその4
◆ すばしり~山中湖きらら
ここから三国山への上り。いや~きつい!
息上がる、でも心拍上がらず。
頑張っても心拍130くらいまでしか上がらない。
登りを終えると、走れそうな気持のよい
トレイルが続く。
しかし、最早走れなくなっている。
いわゆるこれが登り脚の売り切れ状態と
いうやつか。
”登りの(あるいは下りの)脚が終わった”という
表現があるが、
ボクにはよくわからなかった(?_?)。
もちろん疲労はする。しかし”脚が終わる”のに
登りも下りもあるのかしら?
要はエネルギー切れということではないのか?
などと考えていた。
まあ実際そういうことなのだろうが、ここに至り、
登りは緩やかな登りでも走ることに困難を
きたし、平坦な場所でも危うくなってきた。
下りは重力に従い、なんとなし脚が出る程度。
もうストッパーとかなんとか関係なく、
登れるだけ登り、下れるだけ下る。
もちろんスピードは著しく落ちている。
おまけに水分補給のタイミングが散漫に
なってきたせいか、おなかがゴロゴロ
し始めた。これはまずい兆候だ‥
どうにかこうにか山を下りて、わずかばかりの
ロード。
ほとんど走れない(/_<。)。
キロ7分か8分か?”走れる坂は走る”などと
思っていた数時間前がウソのよう。
山中湖きららへ到着。
ここには今レースを見に来ていた家族に遭遇。
事前に知らせていた時間より大幅に早く
到着したので、幾分の期待感を持って
驚いていた。
なので、事情を説明し、早い話「もうダメ、
ゴールには行くがいつになるかわからんよ~
(゚人゚)」
ということを話した。
ゴロゴロしたおなかのためにトイレに行き、
バナナ・コーラ、家族が用意してくれた
おにぎり1つをいただく。
◆ 山中湖~二十曲峠
もうダメと家族に伝えたのは、ウソ偽りない。
ロードと林道はほぼ歩き。石割山までの、
きつい登りは言うに及ばず‥。
ここらで、暑くなってきたので、本栖湖で
着用した上着を脱ぐ。
試走の時は、ここがスタート地点だった。
「本番なら100K過ぎている。どんな感じに
なっている?」
ハイ、こんな感じです。
予想をはるかに上回る疲労感。
ここまで動けなくなるとは‥。
石割山を下る、下りの脚も不味い感じに
なってくる。
おなかも相変わらずゴロゴロしている。
エイドに到着。早速トイレへ。
そしてバナナ・コーラ、どちらも少々。
ここで少しばかり座って考える
(5分くらいかな)。
今まではただ座っているということはしなかった。
補給をしたり、装備のチェックをしたり。
でも、もうアカン。リタイアも頭をよぎる(;-_-) 。
しかしいつものことながら、疲れたから
リタイアというのもいかがなものか。
そもそも 疲れるために参加しているような
もので、疲労はリタイアの条件にはなるまい。
まして、こうしている間にも疲労をこらえて
走っている人たちがいるのに‥。
もう全部歩いてゴールしたっていいじゃん。
それはそれでよい経験。
それよりなにより、恐怖の杓子山までの登り
さえ終えてしまえば、あとは下って最終エイド。
そこからの登りは試走でも経験済み、
さして急な登りではなかった。
行ける‥か?まあ行こう。
考えているだけでは前に進まんp(・∩・)q。
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