古河はなももマラソン:PB更新
古河はなももマラソンに出場。マラソン出場は通算9回目。去年の横浜マラソン以来、1年ぶりのフルマラソン。
この数ヵ月、右の鼠径部と足首の痛みに悩まされ、強度の高い練習をあまりこなせないまま本番を迎えた。1年前の横浜マラソンは絶好調で迎え、自己ベスト約20分短縮でサブスリーという大それた目標を急遽掲げた結果、撃沈。その時と比べるとコンディションには大きな違いがある。
ROさん、IINOさん、オグリさんが相次いでサブスリーを達成したので自分も!という気持ちがないわけではないが人は人、自分は自分。
5:43センター南発の電車に乗って、東海道線経由で会場入り。古河駅で降りてからシャトルバス乗り場まで10分近く歩いたと思うが、乗り場に着いてからはすぐにバスに乗れた。
会場の陸上競技場で受け付けに並んでいると、横浜市のレースや都筑緑道でよくお会いするIさんに遭遇。
更衣室は体育館の柔道場。混雑していたが暖かくて助かった。陸上競技場で着替えたりすればビニールシートがいるが室内なら不要。手荷物を預けたりするのに結構時間がかかり、9:30にようやくアップを始めることができた(スタートは10:00)。
さて、いよいよスタート。Bブロックだが、ロスタイムは24秒にとどまった。
このところのケガで、ちゃんとしたペース走などをほとんどやっていないので自分の調子は未知数。様子を見るために比較的ゆったりした無理のないペースで軽く走る。スタート直後の混雑をくぐり抜け、1キロの表示。ガーミンがほぼぴったりの位置でラップを取った。4分40を切るくらいかな、と思って時計を見ると・・・4.17!むむ、意外に調子いい??
次の1キロは4.07、その次は4.06・・・・・・。
絶好調、キターッ !!!!(≧∀≦)!!!!
いやぁ、何か知らんけど、この数ヵ月間の不調が嘘のように、今日突然、好調がやってきたみたい。このまま行ってみるか。
4キロ、9キロ、15キロ辺りで「足攣りそう症」が緩く出たが、スタンプ着地でしばらくしのいだらやり過ごせた。
18キロくらいで女子のトップと思われる人に追い抜かれた。ちょうど、少し疲れかけていたところだったが、この人のリズムがとても良さそうだったので追いかけてみた。その後、しばらくこの人と抜きつ抜かれつ。
20キロ、ハーフをすぎてもまだ心地よい疲れという感じ。
去年の横浜マラソンではハーフから25キロの間でハムに異常が出て急失速したが25キロも無事に通過。
しかし27キロくらいから、今回も右ハムが張り出した。筋肉が急に固まってきて、これはとてもまともに走れる状態ではない。スピードを緩めたが、どんどん張りが強くなるので不本意ながら一旦立ち止まってストレッチ。女子選手は遠くに見えなくなった。
ここまでに3時間のゴールタイム比85秒くらいの貯金があったかと思うが、これでその貯金を使い果たしてしまった。そうするとサブスリーは現実的にもう難しい。このハムの状態でなんとかゴールまで体を持たせてPBを更新することに目標を修正する。
幸いなことに、再び走り始めると、ハムの張りはさほど気にならない。4分半前後にペースは落ちたが、これなら無理なく走れる。
ペースを落としたので心肺は急に楽になった。腿に不安はあるが、残り5キロになったら再度ペースアップしてやろうと思って、多くのランナーに抜かれながらも淡々と走る。できれば3時間5分台でゴールしたい。
35キロを通過。沿道で応援している人が、「頑張ればまだサブスリー行けるよ」と声を掛けてくれた。え、そんなタイム?と思って計算したけど、キロ4分で行ったらぎりぎりサブスリーという感じ。このタイムで35キロを通過した人にそれは無理だよね(笑)。
さあて、ぼちぼちペースを上げますか、と思った矢先、なんと今度は左ハムが攣りそうに!水をかけてみたら逆に悪化したので、またまた不本意ながら立ち止まってストレッチ。
この時に、別の女性ランナーに抜かれた。さすが、きれいなフォームで走っている。ゴールまでにこの人を抜こうと思ってまた走り始める。
ハムの張りを抱えながら38キロ、39キロを通過。女性ランナーとの差は少しずつ詰まってきた。40キロで少し余裕が出てきたのでペースアップ。しかし女性ランナーもスパートした(!)。
それでも僕の方がペースが速く、差はさらに縮まったが、ゴールまでに詰め切れなかった。この女性ランナーは2位だったらしい。陸上競技場に入ってからは、先にゴールしていたIさんがまた僕を見つけてくれて声援を送ってくれた。
ゴールタイムは3時間4分32秒。38キロくらいから意識した5分切りが達成できた。ネットタイムは3時間4分8秒。こちらは意識していなかったので気づかなかったが、3分台にも手が届きそうだった。
結局、当初自分が思っていた以上の結果が残せた。
うまくいった要因としては次の点が挙げられる。
1. レースシミュレーション的なペース走を1回(3週間前に30キロ)しかやらなかった。これは体調が悪くてできなかったからでもあるのだが、お陰で疲労が蓄積しなかった。ただし、自分の調子がどの程度なのか当日まで分からなかった。
2. 栄養や水分の摂取に過度に神経質にならなかった。カーボオフはもちろんせず(笑)、カーボオンも気持ち程度。ジェルもスタート前に100gを一つ、20キロ以降に、フタができる50gくらいのやつを数回に分けて摂取しただけ。給水も一口ずつ計4、5回。うちスポドリは1回か2回であとは水(これは気温が低かったからよかった)。そのため、終盤で内臓の疲れを感じることがなかった(終わってからも美味しくお酒が飲めた)。ちなみに朝食はご飯、わかめスープ、納豆、魚肉ソーセージ。シャトルバスの中でおにぎり1個。
3. 外部要因になるが、はなももはコースがイージーだった。難所が一つもない。今まで走ったコースでいちばん楽。ちなみに次に楽だったのは「かすみ」、その次は「つくば」かな。
逆に足りなかったと思うのは次の2点。
1. ハムの筋持久力。これはレースペースで走るときにしか表面化しないので気づかなかったが、去年の横浜でも攣りそうになったので、ここを鍛える必要がありそうだ。
2. 心肺機能。今回は28キロでペースダウンしたため問題にならなかったが、最後まであのペースを維持するには、もう少し心肺機能を鍛える必要があると思う。
それから、ガーミンが40キロ手前でローバッテリーになってしまった。2ヵ月前くらいに40キロ走ったときもそうなったが、そのときはライトを点けていたので今回とは条件がだいぶ違うと思う。そろそろバッテリーが寿命かも。
あと、帰り道で荷物が重かった。余計なものは持たずに荷物はできる限りスリム化しよう(笑)。
連続出走565日。