横浜マラソン2015
この半年の練習の集大成として、フルマラソンとなって初めての横浜マラソンを走ってきた。
結果から言うと、サブスリーを狙ったもののハーフまでしか持たず撃沈!それでもグロスで3:11:30、ネットで3:10:59のPersonal Recordだった。
会場には、都筑ふれあいの丘からグリーンラインにのって日吉で乗り換え、みなとみらい線の新高島駅で降りて行った。横浜駅の乗り換えが混雑してホームに入場規制がかかるかも、とかいう話がプログラムに書いてあったので、遠回りしていったのだが、横浜から乗ってくる人もそんなにいなかった。
新高島駅の近くの公園に荷物を置いてアップ(なんと偶然、mizuやんさんに出会いました!)。ここはトイレも全然並ばずに使えてよい。
朝、コーヒーを飲まなかったせいか、頭がボーッとして頭痛が起きそうな感じ。幸いなことにリュックにたまたま頭痛薬が入っていたので飲んだら治った。
スタートの気温が7度くらいになる予報だったので、若干薄着でスタート地点に向かったがとても寒くて凍えた。袖無しポンチョより、袖のある雨合羽を着ていったほうがよかった。
7:30ごろに並んだので1時間待ってスタート。結構混雑して少し走りにくい。タイムを狙っていくので、あまりのんきに人の後ろについているわけにはいかない。途中、ゲストランナーの寛平ちゃんに声援を送る。
1キロの表示。この渋滞の中、どのくらいのタイムで通過したのかと思ってガーミンを見ると!! フリーズしてる・・・orz。スタートしてから39秒。0.04キロしか進んでいないことになっているではないか。ガーン。年に数回フリーズするが、まさかこの日に最初からフリーズとは。距離が分からなくてもタイムか、少なくとも時刻が分かれば大体のペースが確認できるが、何も分からない。しょうがない。これも何かの運命。体感に任せて行ってみよう。
3キロくらいでパンダさんに追いついた。序盤から積極的に飛ばすパンダさんに追いついたということは、決して遅いペースではないようだ。5キロでTR2EC応援団の幟を発見。応援が嬉しい。そのすぐ後に鶴見辰吾を抜いた。5キロのポイントの時計をみると通過タイムは21分45秒くらい。予定より少し遅いが、スタートまでのロスタイムを勘案すると悪くないか。
たちさんから4分10秒で押して行けと言われていたので、4分10~15秒のイメージで進んでいると、後ろから3時間のペースランナーが一人、すごいスピードで駆け抜けていった。おお、あれが3時間のペースランナーか。あんなに速いのか?なんでこんなところを一人で走ってるんだ? どうやらトイレにでも立ち寄って遅れたので、キャッチアップするために急いでいるようだ。途中で頭の風船を取って手に持って走っていた。
10キロを通過。タイムは41分50何秒。予定より速い。てか、この5キロ20分10秒切ってない?青い服のランナーに、緑道の人ですかと声を掛けられる。名前は聞かなかったが、青竹の人でふぢやんのことを知っていた。
間もなく3時間のペースランナーに追いついた。すげえ、この自分がサブスリー狙いの集団に入るとは。ペースランナーは3人いて、それぞれ別々に集団を形成している。一番前の集団まで追いついたが、そこまでの勢いが余ってさらに前に出てしまい1~2キロ走る。しかし集団の中で走る方が楽そうだし、自分には時計がないのでペースメーカーを頼りにした方が良さそうだと判断し、少し落として集団に戻る。
決して辛いペースではない。心地よく進んでいく。15キロの通過タイムは分からず。
17~18キロまでラクラク走っていたが、そのあたりで給水を取って少し遅れてから追いつくのが大変になった。あれ、スピード上げてる?って感じ。20キロとハーフの通過では時計が見当たらなかった。
ハーフを超えて高速道路に入った。何となく疲れたところで上り坂になったので気持ちが少し萎えた。しかしこんなところで遅れてはならないと懸命に走っていると、左ハムストリングスが固まって動かなくなった。
攣ってしまうと多分どうにもならなくなってしまうので、やむなくペースを落とす。25キロ通過。設定タイムを少し下回るが、まだサブスリーの可能性はある。
しかしその後、ハムがどんどんきつくなり、ジョグ状態に。後ろから来るランナーにどんどん抜かれる。はー、終戦だな。でも足は止めないぞ。ヘロヘロになって走っていると、パンダさんに抜かれた。むむむ。ここで再び気持ちに火がついて、おそらく4分半くらいまでペースを戻してパンダさんを追走。
30キロの通過は2時間10分何秒か。これだけ落ちたら3時間18分のベスト更新もままならないと思っていたが、まだ3時間10分狙えるじゃん(てか30キロベスト)!
30キロ過ぎでついにパンダさんに追いつく。しばらく並走していると、今度は後ろからUMEさんがやってきて追い抜いていった。まだ余裕がありそうだ。パンダさんにもUMEさんにも負けないぞ、と思って追走する。
すると「ぴぴお、ガンバレー」の声。反対車線にたちさんとkazooさんが応援に来ている! サブスリー挑戦を勧めてくれたたちさんの期待に応えられず、情けない走りになって申し訳ないが、とにかく頑張らなければ。
しかし35キロ手前でハムが限界に達し、ついに立ち止まってしまう。くそー! UMEさんもパンダさんも先に行ってしまった。足を伸ばして再スタート。35キロを通過。タイムは2時間35分台。さすがに遅れた。残り7.195キロを34分台で行かないと3時間10分は切れない。
折り返して車線が変わったので、今度はたちさんやkazooさんが近くで声援を送ってくれる。たちさんは自転車で先回りして何度も声を掛けてくれた。
自分のペースがどこまで落ちているのか分からないが、バランスを整え直して走る。自らを鼓舞する意味合いもあり、色々な応援パフォーマーに大声で歓声を送ってみるが、そのたびにふくらはぎが攣りそうになるのでちょっと自重(笑)。TeamCanの応援も受ける!とてもありがたかったが、疲労困憊で気の利いた反応ができなかったのが申し訳ない。
40キロ辺りで、トラベルDBのバイクジャージの人に抜かれる。あ、ぽんきちさんだ。もう足が残っていないので追いかけられない。つくばでの借りを返されたなぁ。トレックの応援隊がいた。ありがとー!!
残り195mの看板! いよいよゴールなのか! カーブを曲がるとすぐにゴールゲートが見えた!! タイムは? ああ、もう11分台だ・・・
ゴールラインをまたぐがガーミンのスイッチは押さない。フリーズしちゃってるから。
ふー、疲れた。ゴールではパンダさんが待っていた。1分くらいの差だったようだ。9分台でゴールしていたりょうくんとも合流して、完走メダルとタオルをもらう。
無謀にもサブスリーに挑戦して潰れたため、タイム的には今ひとつだったが、それでも11月のつくばより7分17秒速かった。実はつくばでPB更新だと思っていたが、あとでよく調べたら初マラソンのタイムがそれより7秒速かったので、今回はなんと19年ぶりのベスト更新だった。
サブスリーに挑戦してみて分かったこと、思ったこと。
1. レースでは意外に4:15/kで楽に走れる。今回ももう少し緻密なペース配分ができれば、30キロくらいまでペースを維持できたのでは。
2. でもサブスリーにはちょっと実力が足りない。スピード、持久力のどちらかというより全体的に。筋持久力が特に足りないかな。
3. 今までのアプローチは間違っていないと思う。ケガをしないようにあまり追い込みすぎず、強弱を付けてジワジワと力を伸ばしていけば、もう少しでサブスリーに届きそう。フォームについても、さらにリラックスやバランスを追求していきたい。加えて体の裏側の筋肉と神経の強化が必要かな。
4. 負け惜しみに聞こえるかもしれないが、これだけ潰れても3時間11分だったので、当初目標に掲げていた3時間6分程度はいつでも走れそう。練習でも35キロまでそれより速いペースで走れているし。すでにできるはずのことを証明するためだけにタイムを狙いに行くよりも、できるかどうかわからないことに挑戦する方が楽しい。今回は失敗したが、逆にそれで少し自信がついた。次もサブスリーを狙っていく。
たちさんとハレハレさんに勧められてサブスリーに挑戦したお陰でいろいろ収穫がありました。ありがとうございました!